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レースクイーンの悲劇
官能リレー小説 - レイプ

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レースクイーンの悲劇 12

撮影会を終え、休憩に入る。
紫苑はトイレに向かった。

「…ふぅ」
ふと、紫苑は周囲を見回す。
トイレの中に、何か違和感を感じたのだ。

「(なんかおかしい…)」
紫苑がそう思った矢先

「ちょっと、なにこれ!」
隣から声が。
「…どうかしました?」
紫苑が尋ねると、隣からその声の主が現れる。

早川未来。
ライバルチームのレースクイーンを務める人物。
「このトイレ、盗撮されてる…」
「えっ…」

天井を見る2人。
そこには、怪しげな黒い小さな物体がある。
「…誰かが仕掛けたのね」
「そんな…」
「便器の中にも仕掛けられてるかも」
「…うわぁ」

「とにかく、警備の人に言って、外してもらいましょ」
「はい!」

トイレを出る2人。
しかしその直後、2人の意識は、急に遠のいた―


―ガレージ内。
栞は、トイレに行ったままなかなか戻ってこない紫苑を心配していた。

「やあ、栞ちゃん」
「祐樹さん、こんにちは」
そこに祐樹がやってきた。
「頑張ってるみたいだね」
「ちょっと緊張したけど、だいぶ慣れました」
「それはよかった」

「…ところで、紫苑ちゃんは?」
「それが、さっきトイレに行くって言ってたんですけど、戻ってこないんです。もうすぐ30分経つんですけど…」
「そうか…」


―栞や祐樹のいるガレージから遠く離れた場所…
サーキットの敷地のはずれにある倉庫。

「んん…」
紫苑が目を覚ました。
トイレの中で、盗撮用のカメラを見つけて、軽微に通報しようと思った矢先、背後から羽交い絞めにされ、薬のようなものを嗅がされ眠らされた…それは覚えていた。

「未来さん…?」
未来は紫苑の隣で、まだ眠っていた。
「ここは…どこなの…?」
倉庫の中は殺風景で、ほとんど何も無い。

「…貴女たちもなの…?」
紫苑は声のほうを振り向く。
「えっ、あなたは…」

そこにいたのは、また別のチームのレースクイーンを務める、水沼望。
昨年度の『レースクイーン・オブザイヤー』にも輝いた、人気の高いレースクイーンの一人だ。

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