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莉奈の日々
官能リレー小説 - レイプ

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莉奈の日々 3



放課後。
授業が終わり、友達と帰ろうとしていた莉奈は、用務員の笹本に呼び止められた。「君、たしか北条莉奈さんだよね?二年B組の」
「はい、そうですけど?」
「さっき生活主任の今川先生が捜してらしたよ。放課後に視聴覚室来るようにって」
「え、今川先生が?」
莉奈は首を傾げた。
隣で話を聞いていた加奈子が露骨に顔をしかめた。
「げーっガマ先の呼び出しなんて最悪じゃん。莉奈なんかしたわけ?」
「ううん…全然身に覚えないけど…」

「だよねー。莉奈真面目だし、成績もいいしさ。まぁ運動神経はちょっとなんだけど(笑)」
「もぅ!加奈ちゃんてば〜。…でも確かにこの前の体育のテスト悪かったし、その事かも。ごめん、悪いけど先に帰っててくれる?」
「はいはーい。んじゃまた明日ね」
莉奈は加奈子に手を振り、用務員の笹本に「ありがとうございました」と頭を下げると、三階の視聴覚室に向かった。


(うーん…なんか気まずいなぁ。この前貧血で気を失って、今川先生に保健室に運ばれたんだよね)
一ヶ月ほど前のことだ。
旧校舎で資料整理を手伝っている最中突然気を失い、気付いたら保健室で寝ていたのだった。倒れたりしたのは初めてだったので怖かったが、保健医によれば莉奈たちくらいの歳の子が貧血を起こすのは珍しいことではないので、あまり気にしなくていいということだった。
(でも、なんで職員室とか生徒指導室とかじゃなくて、視聴覚室に呼んだのかな?他の部屋が空いてなかったのかな?)


コンコン
「失礼します」
莉奈は扉を開けて中に入った。
視聴覚室は、大学の教室に似たすり鉢状の造りになっていて、ひとつひとつの机にパソコンが、前の部分には大きなスクリーンが設置されている。
莉奈はキョロキョロと今川の姿を探した。
「よく来たな、北条」
突然真後ろから話し掛けられ、莉奈は驚いて振り返った。
「せ、先生…」
さっき入ってきた扉の前に、いつの間にか今川が立っていた。
今川は後ろ手に扉を閉めると、ガチャンと鍵をかけた。

なんだか異様な空気に、莉奈は無意識に後ずさった。
「実はな、このあいだ学校にこんなものが送られてきた」
見ると、今川の手には一本のビデオテープがあった。
莉奈はわけがわからず、困惑しながら今川がテープを機械にセットしてるのを見ていた。
「これを最初に見付けたのが俺でよかったよ。本来なら担任の八嶋先生や学年主任の戸塚先生 、お前の親御さんを交えて、話し合わなきゃならんとこだぞ。 だがその前に、本人に事情を確認しないといけないからな。確か北条のとこは、お父さんと二人家族だったな」

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