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アキラ君の「ちょっと待ってよお兄ちゃん!」
官能リレー小説 - 近親相姦

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アキラ君の「ちょっと待ってよお兄ちゃん!」 9

そんな思いをしてまで入ったのは、周囲の視線が痛かったから。
それを受け入れて公立へ行ってしまえば、多分もっと惨めな思いをしただろう。
お兄ちゃんはそんな俺の気持ちなんか、知らないだろう。
ただ前を見つめて走っているから。
見上げる事も見下ろす事も、そして振り返る事もせず。

「ああもう、考えるの止め、やめ!」
振りきるようにかぶりを振った。
その時、俺の片手に圧迫感がある事に気付いた。
「?」
俺の片手はあろう事か、下着の中に突っ込まれていた。
慌ててそこから引っこ抜く。
「…あ」
俺は昨晩の事を思い出した。
まるで女の子のように乱れた自分。
頭の隅でそれを可愛いと感じていた。
『これじゃまるで自己性愛主義者(ナルシスト)だよ!』
羞恥に顔を染めた。
男と女が俺の中で同居いているよう。
俺はようやく身体を起こした。
その時背中を走る痛みと、股間に感じる冷たい感触が、同時に俺を襲った。
背中の痛みは説明できる。
一晩中、硬い床の上で寝れば、こうもなろう。
問題は股間の冷たさだ。
俺は乱れたタオルケットの上に座ったまま、下着ごと短パンを脱いだ。
股間に触れると、ヌルリとした物が指先にまとわり付いた。
俺はそれを掬い取り、目の前で指を閉じたり開いたりして、糸引くヌメリを観察する。
「……シャワー、浴びよ」
一言だけ呟くと、着替を持って部屋を出た。


「アキラ、もう起きてたのか!? 」
シャワーでスッキリさせた後、冷たい物でもと冷蔵庫を開けたとき、後ろで驚いた顔をして、お兄ちゃんが立っていた。
「ん、昨日早く寝たから…」
今日は何だかまともに見られない。
鼓動がちょっと早いのは、急に声をかけられて、驚かされたばかりとは言えないせいもあるだろう。
『絶対に、あんな夢を見たせいだ』
「朝食、パン食でいいな?」
「はあ…?」
お兄ちゃんの言ってる意味が分からずに、思わず変な顔をして、珍しい生き物見るように相手の顔を見返した。

非常に手持ち無沙汰だ
何もないちゃぶ台の前でTVを見ながら食事が出て来るのを待つのがこんなに落ち着かないものとは思わなかった
トースターがパンが焼けたことを告げる
俺は取りに行こうとするとお兄ちゃんが制する
<間が持たない>
食器を用意することも許されず、会話もできない俺はTVに没頭することに努めた
ようやく出てきた食事はトースト、キュウリとトマトのスライス、ハムだった
<目玉焼きかゆで卵くらいつけろよ>
心の中でぼやくも、滅多にないお兄ちゃんの支度。俺はムズ痒いものを感じながら頂く
「頂きます」
「頂きます」

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