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アキラ君の「ちょっと待ってよお兄ちゃん!」
官能リレー小説 - 近親相姦

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アキラ君の「ちょっと待ってよお兄ちゃん!」 8

俺の身体が覚えてしまっていたから。
そうなると俺の手は、もっと過激な行動に走った。
ズボンと下着の中に片手を突っ込んで、股間の奥に指を忍ばせる。
「あっ…っ!」
指にヌルリとした物体と共に、それまでとは比べ物にならない快感を捉えた。
股間に忍ばせた指を、ゆっくりと動かす。
「あ…これ、…これだよ…ぉ!」
もう、破爪の痛みはどこにも無かった。
「…はあぁっ…、んあ…っ!」
指を動かす度に、さざ波が打ち寄せるように襲い来る快感に、身を任せる。
『怖い…けど止められないよ』
自分自身の声が可愛いと感じる。
俺は自分自信を犯してるような錯覚に陥った。
いつしか股間の指は、大きな動きに変わっていた。
「ぁひぃ…、んふぁ…!」
一番敏感な部分に指が触れる度、身体中に電気が走り、両足が潜り込んだ腕を力一杯挟み込む。
『くち…』
『くちゅ…』
時折、そんな音が俺の耳に飛び込み、その音が媚薬になり、更に気持ちよさが膨れ上がった。
そして、すぐにそれはやって来た。
「あぁ…っ、はああぁぁぁ……っ!!」
俺はついに絶頂の叫びを上げた。
身体中を雷が打たれたかのような痺れに襲われ、渦巻く快感の嵐は止まる所を知らなかった。
俺の意識は嵐の大海に呑まれる木の葉のように、なす術も無く失神と言う名の海底に、深く沈んでいった。

俺は夢を見ていた
遠い、昔の夢
小さな俺の前を走る、いくつもの影
俺は必死でその影を追い掛ける
どんなに走っても、離されて行く
一生懸命走りすぎてつまづき、倒れる
身体の痛みと寂しさに、涙を流す
遠く離れていた影の一つが何時の間にか、すぐ目の前にいた
「大丈夫?」
影は手を差し出す
子供の俺は、涙で濡れた顔のまま見上げる
「もう置いて行かないから、おいで」
優しく笑いかけてきた影は、お兄ちゃんになっていた
俺は黙ってその手を取った
それは遠い昔の記憶


早朝の冷たい風が、開けた窓から入り込んでくる。
俺の身体は寒さを覚え、そして俺は目が覚めた。
「そう言えば、小さい頃はお兄ちゃんの後をついて回ってたっけ」
小さく呟く。
お兄ちゃんの事を疎ましく思うようになったのは、何時からだったのか。
お兄ちゃんは昔から頭が良く、勉強している所も余り見た事がない。
中学入試の合格切符も、涼しい顔して手にいれてた。
それに比べて俺は、どんなに頑張ってもお兄ちゃんに遠く及ばない。
同じ学校に入れたのも、『死ぬる』と思ったほど猛勉強した結果。

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