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アキラ君の「ちょっと待ってよお兄ちゃん!」
官能リレー小説 - 近親相姦

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アキラ君の「ちょっと待ってよお兄ちゃん!」 6

「ま、どんな行動しても、変わりがないよね」
真由美さんは机の上で頬杖を突く。
「ま、さっき電話したように、先輩が面倒見てくれる事になったから、少しはマシになったかな?」
「あの、さっきの電話で気になることがかなりあったんですけど。
とりあえず、先輩って言うのは?」
「西島薫って女の人」
俺はそれを聞いて、すぐに分かった。
「あ、体育の先生なのに、いつも眼鏡かけてる変な人だ!」
俺の言葉に、真由美さんは吹き出した。

「アキラ君、上手い!
昔からどんな修羅場でも眼鏡だけは、外さない人だったわ」
そう言う真由美さんの横顔に、懐かしそうな表情が浮かんだ。
「でも本人の前でそれ言っちゃ駄目よ?
キレるから」
俺はその一言に、微かな寒気を感じた。
「一旦キレたら、チームの誰も止められなかったんだから」
「やっぱり真由美さん、不良やってたんですか?」
「昔の話。私たちはケンカより、走り専門だったし。
怖かった?」
「正直最初は。
でもこうしてると、いつもの優しい真由美さんだし」
「ありがと」
そう言うと真由美さんは、俺の頭を撫でてきた。
「アキラ君、優君を呼んで来てくれる?
今の話、私からしときたいから」
俺は返事をしてから、お兄ちゃんを呼びに、部屋を出た。
真由美さんとお兄ちゃんが話をした後、久しぶりに真由美さんの手料理をご馳走になった。
真由美さんの作る料理は、いつも美味しかったけど、今日ばかりはさすがにそんなには、喉を通らなかった。
その後、俺の事を心配しながらも真由美さんは家路につき、残ったのはいつもの静寂。
「アキラ、片付けは兄ちゃんがやるから、お前は先に休んでろ」
予想もしなかった言葉に、耳を疑った。
お兄ちゃんがこんな事を言い出すのは、初めてだ。
「なんで!?」
俺はテーブルに、身を乗り出す。
「今日はお前も色々あって、疲れたろ?」
俺はお兄ちゃんの真意を理解した。
早い話が、俺に負い目を感じているのだ。
「俺がやるよ。
そう言う条件でここに住んでるんだから、俺がやんなくちゃ」
俺は椅子から立ち上がり、空になった食器を手前に引き寄せる。
その俺の手首を、力強く押さえられた。
どんなに頑張っても、振りきる事が出来ない。
お兄ちゃんは、椅子から立ち上がってさえいない。
「手を離して。痛いよ」
昨日までは、こんな事は無かった。
こんな事になるなんて、想像すらしなかった。
悲しくなる位、非力な身体。
「力…、弱くなったな………」

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