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アキラ君の「ちょっと待ってよお兄ちゃん!」
官能リレー小説 - 近親相姦

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アキラ君の「ちょっと待ってよお兄ちゃん!」 28

 そばに置いてあった糸切り鋏で制服に縫い込んであったカミソリの刃を取り除きながら、真由美さんは打ち明ける。
「どっかで見た制服やと思ったわぁ……それ、ウチの母校でもあるんや……但しウチは中退やけどな」
大阪弁喋るエリさんが何故この近所の学校に通っていたのか疑問。しかし、中退って……
「その話、私にもしてくれませんよね……一度教えてくださいよ」
「あかん、あかん……話せば長なって年越えるし、涙で床下浸水しかねんよ……まあ、それは置いといて、ウチの娘もアキラちゃんと同い年やし、一緒の学校になるから……もし会ったら仲良くしてやっや」
笑うエリさんは真由美さんの言葉を、深刻な内容を軽い言葉で受け流し、僕の方にそんな事を言う。


『女の子。か……』
 ボクは考える。
 成修学園の連中の中で、女の子に慣れてる人たちが一体どのくらいいるのか、その辺りが激しく気になった。
 それも先輩になればなるほど、疎いんじゃないだろうか。
 お腹を空かせた野獣の群れの中に、仔猫や兎を放り込むような物。
 学園側は生徒数と偏差値にしか、興味が無いみたいだし。
 バイト(成修はバイト禁止)で慣れてるお兄ちゃんでさえ、ボクに見境がなかったんだから。
 絶対すぐに、あちこちで問題が起きることは間違いない。
『下手したら、学園自体が内部分裂起こすぞ…』 
 そう結論するに到った"俺"は、戦慄の余りにその身を震わせた。

その時、カラカラと扉が開いて誰かが店に入ってきた。
「お母ちゃんおる?」
「おらんかったら店閉めてるで!」
そんな軽快なやり取りで入ってきたのは女の子……だと思う。
僕と同じぐらいの背丈で同じ制服、あまり手入れしているとは思えないショートカット、愛嬌があるけど太い眉、少し下がり目の目尻とクリクリの大きな瞳、小さく整った鼻にぷっくらと綺麗な丸みを帯び柔らかそうな頬、可愛らしく小ぶりの口には何か(するめ……かな?)をくわえた顔つきは、女の子と言うより可愛らしい男の子みたいだ。
女物の制服を着ていないと、まず男の子と言ってしまいそうだけど、胸……割と大きい……
「これが、ウチの生物学上の娘……咲良や」
エリさんの言ってた僕と同い年の子なんだ……
「まいど、この人類学上の母の娘、咲良や……所でウチの生徒?」
「コラッ!、何が人類学上の母やっ!……一辺、口ん中指突っ込んで奥歯ガタガタいわせたろかっ!」
パキパキと指を鳴らすエリさんと、腰をかがめて構えを取る咲良ちゃん。
ええっ?!……いきなり母娘喧嘩?!……止めないと、止めないとっ!!

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