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アキラ君の「ちょっと待ってよお兄ちゃん!」
官能リレー小説 - 近親相姦

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アキラ君の「ちょっと待ってよお兄ちゃん!」 11

「まて!有ることは覚悟してるが無いこと言い触らすのは止めろ!」
お兄ちゃんはラクビーの様なタックルで俺の下半身にしがみつく
「グハ!」
非力な俺はあっさりと捕まった
「こ・この、話せ」
俺はゲシゲシとお兄ちゃんの頭にじゃれた肘を打ち込む
「…」
お兄ちゃんは俺を抱いたまままた黙り込む
「な・何だょ…」
「おまえ、柔らかいんだな」
<あ!?>
アットホームに逃げたらラブコメに持ち込まれた!?
「は・な・せ〜!!」
<本気でやばい>
そう感じた俺は渾身の力でお兄ちゃんを引き剥がそうとする
が、自分の無力化を思い知る
<やばい!本気で助けて!!>
ガチャ
俺は本気で神様を信じたくなった
真由美さんが来てくれた
<助かった>
いや、まだだ。ここで自分は危ない立場なのをアピールしないと
「真由美さん、助け…」
ブシ
見上げる俺の言葉が終わる前にミニのタイトスカートから延びる真由美さんの裸足の裏が顔に押しつけられた
「真由美さん?」
「男だろ?イチイチ他人に助けを求めるな。自分で何とかしな」
今度は足の指で俺の鼻を摘んで引っ張る
「ふ、ふが」
「これ、私のお下がりだけど、よかった着てみて。サイズは多少なら直せるから」
絡み合い俺達の上にお古が落とされる
「じゃ、何かあったら遠慮なく言ってね」
そう言うと真由美さんは扉を閉じた
「あ………」
俺の目の前は真っ暗になった。
閉じる扉の音と共に、助かる手段が全て失われた。
『又、無理矢理されちゃうの?』
もう、今の俺にはどうする事もできない。
俺の身体から全ての力が失われた。
『ただの人形みたいに、もてあそばれて…。俺、っていったい、…何?』
そう思った時、俺の上にのしかかっていた重みが、全て消えた。
「え……!?」
一体、何が起きたのか分からず、後ろを振り返る。
そこには俺から離れ、ばつが悪そうに立ち上がる、お兄ちゃんの姿があった。
俺は呆けたように、お兄ちゃんを見上げた。
「格好ワリィ」
照れたように、頭を掻いている。
「昨日も言ったように、俺はお前を守りたいんであって、決してお前を泣かせたい訳じゃない」
言われて、初めて自分が涙を流していることに、気が付いた。
そんな俺に向かって、片手を差し出してくる。
「立てよ」
俺は黙ってその手を掴んだ。
夢の中で見た、昔の俺の様に。
俺は力強く、引っ張り上げられる。
「前にもこんな事、あったな」
「え!?」
ポツリと呟く言葉を聞き、驚いて顔を上げる。
「まだ子供の頃、お前はいつも俺の後を付いてきてて、ある日俺は意地悪して、お前を置いていった。
それでも必死に走ってきて、転んで、今みたいに泣いたっけか。
俺はびっくりして戻って、こうして引っ張り上げたんだ」
「覚えてたんだ」
「アキラ、何で俺の事、避けるようになったんだ?
そりゃ周りが好きな事言ってきて、辛かったのは分かるが、俺を避けることはなかっただろ!?
いや、それは今でもだ」
今まで、大きな誤解をしていたことに、気付かされた。
お兄ちゃんは、ただまっすぐ前を向いて走っていた訳じゃなかった。

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