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本気の愛は血を超える
官能リレー小説 - 近親相姦

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本気の愛は血を超える 3

すすり泣きながら「嫌っ、嫌っ」と言う美貴。
男は美貴のまだ膨らんでいない胸を舐め回しながら手で股間を弄っていた。

「調教してやったらしっかり濡れるようになったな・・・流石に売女の娘は餓鬼でも淫乱だ」

男は嘲笑っていた。
美貴は違う違うと首を振るが男は更に言う。

「お前の着る服も食う飯も、お前の母親が男とセックスして稼いだ金だ・・・今日もな、俺の紹介した社長のチ○ポ咥え込んで稼いできやがるぜ!」

ここで始めて知った。
母さんが何をしていたかを・・・
そして後で知ったが、この男は母さんを虜にして他の男に抱かせて金を稼がせていたのだ。

「お前も母親と同じだ!男を誘いセックスに狂う雌豚だっ!!」

男のせせら嗤いに美貴が艶混じりの嗚咽を上げる。
目の前の光景に僕の血が凍りつく思いがした。
この男は母さんだけでなく美貴も毒牙にかけようとしているのだ。

視界から光が失われていく。頭の中が真っ白になっていく。
その中にあった思いはただ一つ。本当にたった一つ。


美貴を母さんと同じ道には歩ませない。絶対に汚させてはいけない!

僕は玄関先にあったゴルフクラブ(おそらく母さんと関係のあった男の誰かの所有物だったのだろう)を手に取り、男の背後から思い切り振り下ろした。
当時はひ弱だった僕の力では大の男なら大したことにはならないはずだが、この時は当たり所が良かったのか悪かったのか、男は一発で気絶した。


「お兄ちゃんっ!!」
「美貴いっ!!!」
美貴は泣いていた。僕も泣きたかった。

この後、美貴に服を着せて僕達は近くの公園に行った。
兎に角、あそこから離れたかったのだ。
男は気絶している間にガムテープで手足をぐるぐる巻きにしておいた。
僕の中では母さんも信用できず、このまま美貴と2人で家を出てしまおうとさえ思っていた。
今考えると子供がそんな事できる筈もなかったが、当時の僕は美貴を守る為にはそうするしかないと思い込んでいた。

僕がそう決意し、美貴と2人抱き合っていると、いつも近所で僕達に良くしてくれるおばさんが公園に現れた。
夕闇の中、いつも通りの笑顔のおばさんが僕達に言う。

「もう大丈夫よ、うちに来なさい」
「おばさん・・・」

おばさんの優しい言葉に、僕は気が抜けてしばらく立てないぐらいだった。

その日僕達はおばさんの家に泊めてもらった。
美貴は僕と離れたがらず、一緒に布団に入った。
そこで美貴がポツリポツリと何があったかを話してくれた。


男がああ言う行為を美貴にするようになったのは2ヶ月程前。
母さんと男が僕達が見ていようとセックスするようになって暫くした頃だ。

その日、たまたま早く帰った美貴。
何時もは一緒に帰るようにしてるのだけど、その日はどうしても僕が遅く帰る日だった。
僕自身も男が滅多と早く帰ってこないから大丈夫だと思い込んでいた。
だが、その日は男が家にいて・・・
帰ってきた美貴に襲いかかったらしい。

美貴も泣いて抵抗したけれど、男の「母親と兄貴がどうなってもいいのか?」の一言で抵抗できなくなったらしい。
そしてその日から事ある毎に男は美貴を弄び・・・
体調不良で休みにした日は全部男が美貴を弄ぶ日だったらしい。

美貴は詳細までは語らなかったが、あれを見ればいくら子供だった僕とは言え想像できる。
脅されていいように弄ばれた美貴の心を思うと内容なんて聞こうと思わなかった。
僕がただ出来た事は美貴と抱きしめ合って泣く事だけだった。

そして数日後、おばさんの家に泊まらせて貰っていた僕達の前に母さんが現れた。
あのどぎつい化粧や服で無く、髪を黒く染め直して化粧も薄め。
やや憔悴した顔でスーツ姿で僕達の前に現れたのだ。

「ごめんなさい・・・全部終わったから・・・」

涙ながらにそう言う母さん。
そして僕が反応するより早く美貴が母さんに飛びつく。

「ママッ、ママッ!」

泣きじゃくり縋り付く。
あんな目にあっても美貴は母さんを嫌いになってなかった。
そして僕も、涙が自然と流れてしまう。
僕もまた母さんが嫌いになりきれなかったのだ。
そのまま僕達は3人で抱きしめ合いながら泣き続けたのだった。


それから、僕達は何度か目の引越しをした。
今までよりうんと遠くだった。
そして再開した家族の生活は、かつての普通の生活そのものだった。
母さんは元通りの母さんになり、美貴も昔のように明るくなった。
変わった事と言えば、母さんが以前より優しく、美貴が以前より甘えん坊に・・・
そして家族の絆は強くなった気がする。
そんな絆を僕は心底守りたいと思ったのだ。

そんな引越しの日から数年すると、母さんは助けてくれたおばさんから紹介された会社から独立。
仕事が軌道に乗った。
美貴は明るく活発で友達も沢山出来て学校生活が充実。
ただ男子・・・特に大人の男は苦手のようではあった。

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