PiPi's World 投稿小説

本気の愛は血を超える
官能リレー小説 - 近親相姦

の最初へ
 -1
 1
の最後へ

本気の愛は血を超える 1

僕には妹がいる。
3歳下で中学3年生の美貴という。
僕よりも成績優秀だし友達も多いし、何より可愛い。最近身体の成長もめざましくて家の中で顔を合わせるのも躊躇われる。

「おかえり、お兄ちゃん」
「お、おう」

家に帰ると美貴が笑顔で迎えてくれた。帰りはいつも妹の方が早い。いつもニコニコしながら僕を迎えてくれる。

このくらいの歳になってくると大抵は煙たがられるのが当たり前だと思っていた。僕の友人には美貴と同学年の妹持ちが多くて、そいつらはいずれもウザい兄、キモい兄扱いされていると零したり嘆いているのを聞いている。だからいつまでも僕に懐いてくる美貴が少々意外だったりする。

帰宅して部屋で着替えたり荷物整理をしていると母さんが夕飯ができたと知らせてくれる。うちは母さんと僕と美貴の3人で夕飯をとるのが日常だ。

今日、ちょっとだけ帰りが遅かったのは担任と進路について話していたからだ。高校3年生の夏、受験生の僕は一番大切な時期になった。食卓でも母さんとその話になる。

「康貴の好きにしたらいいと思うわ」

いつも優しい母さんはそう言う。

「家から通える大学もたくさんあるし、遠くの大学に行くのもいいし。康貴がやりたいことをやればいいと思う」
「ありがとう…母さん」

母さんとのやり取りを、美貴が複雑な表情をして聞いていた。

美貴の複雑な表情は半分理解できる。
我が家は母子家庭で、生活は母の収入が全てだ。
幸い、今では充分な稼ぎがあるようだが、小さい頃なんかはギリギリの生活だってあった。
美貴もそれを覚えているんだろう。

多少余裕があるとは言え、そんな母さんに負担はかけられない。
なので国公立狙いにはしている。
それだけじゃなく就職も半分考えていたが、今日の担任との話だとなんとか国公立狙えるレベルだと言われたので今の話となった訳だ。
因みに母さんは高卒での就職は反対らしい。

母さんは高校時代に父と付き合い、妊娠し退学。
結婚したものの数年で離婚。
子供2人育てる為に働く時に学歴で相当苦労したと言う。

正社員と言うのはとても無理で、昼のパートしながら夜も働かざるを得なかったぐらいだ。
僕も小学生に入った頃から既に鍵っ子だったし、美貴の面倒を見ながら母のいない夜を過ごすのが日常だったぐらいだ。

当時は古びた狭いアパートで肩を寄せ合って生きていたからこそ、学歴が大切だと言うのは母さんに言われなくても理解はしている。
だからできるだけ将来の就職に繋がる学校を選びたいと思っていた。

「美貴、先にお風呂してね」
「うん、そうするね」

母さんが美貴にそう話を振る。
普段なら母さんと共に後片付けと言うのが日課なのだが、今から多少込み入った話をすると暗に言っていると賢い美貴だから理解したみたいだ。
多少顔は不満そうだが。

SNSでこの小説を紹介

近親相姦の他のリレー小説

こちらから小説を探す