PiPi's World 投稿小説

本気の愛は血を超える
官能リレー小説 - 近親相姦

の最初へ
 16
 18
の最後へ

本気の愛は血を超える 18

愛おしげにお腹を撫で、麻貴ちゃんが微笑む。
それはまるで僕の子を身籠る事を待ち望んでいるようにま見え、射精しても萎えていない僕のモノを刺激する。

「あん、硬くなってくるなんて凄い!」

甘い声でそう言いながらも、麻貴ちゃんは名残惜しげに僕のモノを腰を上げてズボリと抜く。
そう、次は早貴さんが待ってるからだ。

「おまたせ・・・でも、先にやっておく事があるみたいね」
「うん、話が聞きたい」

早貴さんは僕の様子を見て隣に腰掛ける。
やりたいのは山々だけど、色々気になる事が多すぎる。
特に僕達の血についてだ。

「私達の血について知りたいのね?」
「うん」

早貴さんは体育教師だけど、教師になるぐらいだから色々勉強してた筈だ。
そして多分、僕達の血についても調べたんだろう。

「私達の血の始まりは江戸時代、とある男が女達を連れて春瀬遊郭を作ったのが最初の記録よ」

春瀬とは僕達の姓だ。

「男の氏素性については全く分からないけど、相当な色男だったらしいわ・・・そして連れていた女達も美女揃いだったみたい」

つまりイケメンが自分の女を遊女にしたって事だろうか・・・

「江戸で最高峰の遊郭は吉原・・・花魁に会うだけでも大変なぐらいの格式があったわ・・・逆に最底辺は夜鷹と呼ばれる路上売春婦よ」

吉原は僕も知っている。
華やかだけど花魁の身の上が悲惨なのも聞いた事があった。

「春瀬遊郭の格は・・・夜鷹とさして変わらぬものだったらしいわ・・・町人達が気軽に女を抱ける穴場的扱いだったみたいね」
「結構酷いねそれ・・・」

「まあ、一般的に見るとそうね・・・ただ春瀬遊郭は他の遊郭と違って身売りされた女がいなかったのよ」
「どう言う事?」

「つまり、遊女達は全く避妊せず堕胎せず、生まれた子供は全て女・・・その女の子達が成長して遊女になるってサイクルで遊郭を維持してたみたい・・・最初の子供達は春瀬遊郭を作った男の娘達だったようだけど、男が死んでからは主に客が父親みたいね」

ああ、それて貴美子さんも娼婦の血って言ってたのか。
話を聞いて納得してしまった。

「そんな春瀬遊郭も明治になって政府によって取り壊されたんだけど・・・遊女達はその時に生まれていた双子の男子達が遊女を二分して立ち退いたと言うわ」

明治維新から大体150年ぐらい・・・
僕が100年ぶりぐらいの男子って言ってたから、僕の先代の男子達だろう。

「片方は地方に行って娼館を営み、女達を娼婦として働かせて全員孕ませたと言うわ」
「それが僕達のご先祖?」

「違うの・・・その子供達の大半は娼婦にならず、普通に結婚していったわ・・・だからこっちの系統では春瀬の名前は消えたのよ」

意外な話に少し驚いた。
てっきり直系の先祖だと思った。

「なぜそうなったか理由は分からないけど、あの康貴くんをよく世話してくれたおばさまはその末裔よ・・・まあ、私達みたいな淫らな血の影響は消えてるみたいだけどね」
「そうだったんだ・・・」

1つ謎が解けた。
あのおばさんは遠い親戚だから助けてくらたのかもしれない。

「そして私達の直系先祖だけど・・・」

いよいよ核心の話だ。

「率いた男子と共に田舎に引きこもり、身体を売るような事はしなかったって言うわ」
「え、意外・・・」

「そうよね、意外よね・・・そして女達は男子の子を産み、その娘達も父親の子を産んだと言うわ」

やっぱり普通じゃない。
確かに身体を売ってはいないけど、性的には普通とは程遠い。

「そしてその男子が死んで、女達の末裔は都会に戻って風俗で働くようになったわ・・・ただし、以前とは違う形で」

「男達に搾取されながら身体を売る底辺の生活になったわ・・・私の知る限り曽祖母も祖母も、そしてお母さんやお姉ちゃんもね」

ようやく現代に繋がってきた。
そう言う事だったんだ。
そしてあの6年前の母さんのあの行動に納得がいった。
うちの家系にとって、あれが普通になってしまったんだろう。

「じゃあ、早貴さんはそこから脱却する為に?」
「そうよ、この6年7年程で色々準備していた訳よ・・・例えば康貴くんが通う高校の理事長は私のパトロンで、理事長の奥さんはお母さんのパトロンよ」

「つまり、僕があの高校に入れたのも?」
「裏から色々手を回したのよ・・・康貴くんの中学3年の担任を誘惑して、色々セッティングしたりね」

ああ、確かに僕が入るには若干レベルが高い学校だったけど、当時の担任が推薦枠を取ってくれて行けた記憶がある。
そう言う事だったんだ・・・

「ごめんね・・・あの当時は打ち明けられなかったのよ・・・お姉ちゃんにも秘密だったしね」
「まあ、いいよ・・・お陰でいい友達とかもできて充実したし」

微妙な気分だけど、今更の話だ。

「ただもう美貴ちゃんの状態が危ないから、美貴ちゃんと康貴くんがセックスしてしまう前に話さないといけなくなってしまった訳・・・お姉ちゃんだけでどうにかなるレベルじゃないと思うから」
「美貴が危ないって?」
「うん、このまま康貴くんとセックスしちゃうと、悪い方に暴走しそうだったからよ」

その言葉にさっき美貴があの男を誘惑しようとしたって話がよぎる。

SNSでこの小説を紹介

近親相姦の他のリレー小説

こちらから小説を探す