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愛娘
官能リレー小説 - 近親相姦

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愛娘 18

動画の再生を止めた。
USBメモリを引き抜き、自室のデスクの奥に仕舞っておく。おそらく二度と見ないだろう。もし再度見ることがあればその時は―

蒼空には何も言わない。もしかしたら母と姉についてはもう知っているのかもしれない。
知っていて何も口にしないのだったら、彼女は私よりも強い心の持ち主だ。
もちろん、そんな蒼空を、これからも私は真正面に立って愛し抜いて行こうと誓った。


―それから2日後。

「ごめんねいきなり。近所に用事があったからついでに寄っちゃった」
「全然大丈夫ですよ。義姉さんのほうも大丈夫かな、って心配になってはいたので」

在宅の仕事の手を少し止めて、来客―元妻の姉・緑さんと談笑する。
緑さんも私と同じく2人の娘がいて、確か昨年旦那さんを病気で亡くしており、それからは顔を合わせるのも少なくなっていた。

会う機会が減り疎遠になっていったのはそれ以外にも理由がある。
こちらの問題としては私と蒼空が肉体関係がある事・・・
これは大っぴらにできないし、余り関係が深いとバレてしまう可能性もあったからだ。

逆に向こう側の理由としては、緑さんと碧は連絡を取り合っていると言う事だ。
これは姉妹だけに私がどうこうは言えない。
姉妹で深い事を話しているかどうかは分からないが、緑さんは妹の不倫についても知ってるし、向こうに璃空が居るのは知っている。
これは私の勝手な推測だが、それなりに深い所を緑さんは把握していて、あえて私に黙っていると見ていた。
それは私を裏切っているのではなく、私への情であろう。

そんな推測も出来るが、彼女との関係は悪くない。
彼女の亡夫とも親交があったし、子供達も従姉妹同士仲が良かった。
それ故に互いに踏み込めない領域があると思ってる。

そして、今回・・・
彼女が来たのは恐らく偶然じゃない。
偶然を装って会いに来たのだろう。
そんな気がした。

「蒼空ちゃんも元気でやってるからホッとしてるわ」
「桃ちゃんと桜ちゃんにも久しぶりに会いたいな」
「ふふ、和士くんがそう言うなら、あの子たちも連れてくるわ。うちの人より和士くんの方が好きっていうくらいだしね」

緑さんは笑って言うが、その顔が少し寂しそうに見えた。

その沈んだ顔にドキリとした。
以前から緑さんは綺麗だったし、可愛い系の妹と綺麗系の姉みたいな感じで周りからも見られていた。
だが、綺麗の度合いが違う。
義兄が亡くなってから更に綺麗になっているのだ。

緑さんは今年40歳の筈・・・
長女も20歳になる年齢で世間的にはおばさんと呼ばれる年代だ。
だけど、何だこれは・・・
久しぶりに会う緑さんは、美し過ぎるのだ。
40歳と言う年齢が信じられないぐらい若々しいと言うレベルじゃない。
まるで女神が降臨したような美しさ・・・
夫を喪った未亡人にしては異様だった。
いや、義兄が亡くなる前からグッと綺麗になっていった気がする。

そんな緑さんが、私の心の内側を見抜いたように少し笑う。
そして髪留めを取り、長い髪を解いた。
その仕草で心臓の音が聞こえるぐらいドキリとした。
それは私の知ってる義姉ではなく、女神か何かが入れ替わったように錯覚してしまう程だった。

「あの子が離れて・・・辛かったでしょう」

甘美な義姉の声が何故か遠く聞こえる。
油汗が滲み出てきたのが自分でも分かる。

「あの子が和士くんを心から愛していたのは本当なの……でもそうだとしても、それ以上の存在に巡り会ってしまうと今までの絆だってあっさりと壊れてしまうわ。和士くんには辛い思いをさせて、ごめんなさいね」
「いや、そんなことはないです…」

確かに義姉ではあるが緑さんは非常に魅力的な女性だと思っていた。
しかし性的な欲望まで抱くことはなかった…はずなのだ。

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