弟に愛と筋肉を 6
秀一の言葉に、
「もしかして昨日、私が少し出かけていた間に・・・」
「そうだよ。」
「(単に要領が良いだけなの?それとも、亜美の方が秀一の心を掴んでいるの?)」
亜美への敗北感を抱くのであったが、
「姉さん、どうしたの?」
「べ、別に。(秀一への接し方を変えないといけない事かも。)」
突然、秀一が腰を前後に動かしていくと、
「ちょ、ちょっと秀一ったら・・・」
「亜美さんがこれくらいがちょうど良いって。」
「亜美と一緒くたにしないでよ。」
しばらくして、祥子が秀一の陰茎を触りながら、
「秀一、もう女の事を知らないと。」
「分かった。相手も気持ち良くできるようにするよ。」
ふと祥子が自分のお腹を触っていると、
「(嫌だ。こんなに太っていたなんて。)」
「姉さん、どうしたの?」
「あのさ、私も秀一と一緒に鍛えたいけど…」
秀一は祥子が太っているとは思っていなかったが、
「結構遠くまで走り込んだりしているけど、着いて行けるかな。」
「大丈夫よ。」
こうして秀一と一緒に走り込みなどをする事になり、
「姉さん、そんなに急がなくても・・・」
「だって早く痩せたいだもん。」
「僕はそんなに太ってないと思うけど。」
そこへ亜美が、
「どうしたの?祥子まで走り込みなんて・・・」
「あ、亜美こそジャージを着込んで何をするつもりよ?」
亜美も太ってきたのを気にしているのだが、
「姉さんも亜美さんも痩せなくて良いと思うけどな。」
「そう?」
秀一達が家に帰ると母が、
「祥子に亜美ちゃんの息が荒いけど、何があったの?」
「だって隣町まで走ったから。」
「慣れない事して筋肉痛にならないと良いけど。」
祥子と亜美はどうにか祥子の部屋に辿り着くが、
「い、痛…」
「慣れない事するからだよ。」