弟に愛と筋肉を 1
園山祥子は弟の秀一がもう少し逞しくなって貰いたいと思っていた。
そんなある日、秀一が通う中学の近くにある薬局でチョコの大安売りをしており、
「マッチョコって変わった名前ね。」
マッチョコの入った袋を手に取って、
「試しに買ってみようかな。」
何故か祥子がマッチョコの入った袋を持ったままでいると女性店員が、
「お客様、どうなさいましたか?」
「ちょっと形が気になって…」
「そうでしたか。私でしたら、マッチョコみたいな彼氏がいたら嬉しいのですが。」
確かにマッチョコには胸板と腹筋を連想させる溝があり、
ふと逞しくなった秀一を思い浮かべるのだが、
「亜美、秀一を取っちゃダメ。」
亜美は祥子と同い年で、祥子や秀一にとって遠縁にあたるのだが、
「お客様、どうなさいました?」
「だ、大丈夫です。」
祥子がマッチョコを買って家に帰ると秀一が、
「お帰りなさい。さっき亜美さんが遊びに来るって連絡があったよ。」
「そ、そうなの。」
祥子はこの頃、理由をつけてはやって来る亜美に、
「(全く、亜美ったら何を考えているのよ?」
すると秀一がマッチョコの入った袋を見て、
「姉さん、これはどうしたの?」
「安かったから、試しに買ってみたのよ。良かったら食べてみたら?」
「甘いのはあまり好きじゃないけど・・・」
渋々食べてみるのだが、
「思ったより甘くない。これなら幾らでも食べれそう。」
「気に入ったのは良いけど、食べ過ぎないでよ。」
夕食を済ませて、秀一が風呂に入ろうとして服を脱いでいると、
「秀一、一緒に入ろう。」
「お風呂に一緒に入るなんて・・・僕、もう中学生なんだから。」
「あら、これは・・・」
祥子は秀一の皮に覆われている陰茎を摘んで、
「ちゃんと元気に勃起しているじゃないの。」