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旅好き親父の遺したもの
官能リレー小説 - 近親相姦

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旅好き親父の遺したもの 34

「どうも、初めまして」
「こちらこそ」
優しそうなお姉さんの顔だ。
お世話になったことはないけど、看護師さんってみんなこんな風なのだろうか。

「…こちらの3人は」
「美月さんと同じ、俺の親父とお母さんの間に生まれた娘さんです」
由真・未来、それにしずるちゃんが美月さんに頭を下げる。

「親父の遺言を受け、俺も旅しながらみんなと会ってるんです」
「そうなの」
「私たち、龍一さんと一緒に暮らすんですよー」
由真が言った。

「美月?」
美穂さんが尋ねた。
「貴女は、どうする?」
「うーん…」
考える美月さん。
そりゃ、今すぐ、突然じゃ考えられないよな。

「家族と、お仕事から離れてしまうのは苦しくて辛いかもしれません」
切り出したのはしずるちゃんだ。
「でも、温かくて、すごく楽しいですよ」
…そう言って笑顔を見せる。
美月さんも、しずるちゃんの言葉を聞いて、ハッとした表情を見せる。

「お母さん…」
「美月に任せるよ。もう大人だし…」

そして、美月さんが下した決断は…

「龍一さん」
「はい」
「私も、その中に加わってもいいかな?」
「もちろんです!」
その瞬間、由真と未来の顔が明るくなる。
しずるちゃんも安堵の笑みを浮かべた。
美穂さんも、優しく微笑んでいた。

―こうして、新たな仲間がまた一人増えたのだった。
「せっかくなので、今日は泊まっていってくださいね」
「えっ、いいんですか…?」
「娘の旅立つ前に、心残りなく過ごしたくて」
「そんな…またいつでも遊びに来ますよ」
「ふふっ、ありがとう」
美穂さんはそう言って微笑んだ。

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