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旅好き親父の遺したもの
官能リレー小説 - 近親相姦

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旅好き親父の遺したもの 33

「すいません、では…」
家の中に入らせてもらう。

「あ、どうも…」
「わざわざ東京からいらしたんですね」
美月さんの母親・美穂さん。
俺の母さんもそうだが、この人も若々しい見た目だ。

「あら、後ろの方は?」
「あ、若江由真です」
「岩田未来です」
「神城しずるです」
美穂さんに自己紹介する3人。

「初めまして。皆さんは孝之さんの娘さんね?」
美穂さんは柔らかい笑みで言う。

「あ、はい…」
少し申し訳なさそうに言ったのは由真。
「親父は全国各地、旅してここまで…」
「孝之さんは素敵な人ですもの。惚れる人がどれだけいたって驚きませんよ」
「そうですか…」
「龍一さんも、若い頃の孝之さんにそっくりですよ」
…そ、そうなの?

「ちょっと待っててくださいね」
美穂さんが何かを取りに部屋を出て行く。

…「お待たせ」
美穂さんは年期の入っていそうな小箱を持ってきた。
「今でもとってあるの。私の宝物みたいね」
「何です?」
「これはね…」
美穂さんが大切に取ってあるもの…それは、親父と美穂さんが写っている写真だ。

「へ〜これが龍一さんのお父さんの若い頃かぁ」
由真が写真を手に取り、俺としきりに見比べる。
「…なんだよ」
「うん、似てるけど、龍一さんのほうが男前ねぇ」
…褒められてるんだがどうも値踏みされているとしか思えない。

「でも、お父さんも素敵な方だったんですね」
「ええ、それはもう」
しずるちゃんの言葉に、美穂さんが嬉しそうに答える。

「…あれ、お客さん?」
「あら、起きちゃったの?」
美月さんが起きてきた。
美穂さんによく似ていて、予想通りの美人だ。

「山手龍一さん。この前、話したでしょ?」
「あ、あー…」
知っているなら話は早い。

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