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旅好き親父の遺したもの
官能リレー小説 - 近親相姦

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旅好き親父の遺したもの 32

「名古屋にいる人って、どんな人なんです?」
「俺よりも年上で、看護師をしてる…くらいしかデータがない」
「へぇ〜、ナースさんか〜」
賑やかになった面子を、まとめてくれるお姉さんだったらいいけどなぁ。
…さつきさんがもういるじゃないかって?
いや、お姉さんは何人いてもかまいませんよ…

行きとは違い、近鉄特急で名古屋を目指す。
ぼんやり車窓を眺めるのも乙だが、今はそうも行かない。

「龍一さーん、あーんしてー」
「次は私も…」
「由真さ〜ん…」
女三人集まれば姦しいとはこのことか。
ここに亜美が加わると…賑やかなのはいいことだけどね。

お昼、名古屋に着く。
ここから美月さんに会いに行くわけだが、棟の彼女が今日は勤務しているのか、休みなのかはわからない。
俺はメモを頼りに、美月さんの実家を目指す。

地下鉄で数駅のところに、その実家はあった。
普通の一軒家だ。
「…雨降ってきちゃった」
あいにく傘を持っていなかったし、天気予報で雨なんて聞いてない…
降り出した雨を気にしながら、俺はインターホンを押した。

『はい?』
声の主は中年女性…美月さんのお母さんだろうか。

「えっとあのー、山手と申しますけど」
「山手さん?」
インターホンの向こうの声が少し上ずった感じがした。

『山手さん…孝之さん?』
「その息子です」
『そうですか…外は雨でしょう?中にお入りになって』

「えーと、いいんですか?俺以外にも3人いるんですが」
『かまいませんよ。濡れてしまっては風邪を引いてしまいますし』
「すいません…あと」
『はい?』
「美月さんはいらっしゃいますか?」
『美月は、いますけど夜勤明けで今寝ているんですよ…』
…あぁ、看護師の仕事って大変そうだよな…

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