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旅好き親父の遺したもの
官能リレー小説 - 近親相姦

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旅好き親父の遺したもの 25

「あー、はい…人を探しているんですよ」
「どなたですー?」
「えっと、この…」
二人にメモを手渡す。

「やーだー、未来、私たちじゃーん」
「えっ、ホントに?」
「え、君たちが、若江由真さんと岩田未来さん…?」
「はい!いかにも!」
活発そうなセミロングの由真、お淑やかそうなロングヘアの未来…どちらもものすごい美人だった。

「私たちここのマンションに住んでるんです」
「部屋も隣同士なんですよ」
「そ、そうですか」
「せっかくだから来てくださいよ♪」
二人の勢いに押されて、家に招かれる。
…しずるちゃんは何も言えずただオロオロするだけだった…
(それが案外可愛いんだけどね)

「あ、お二人さん、お名前は?」
由真が尋ねてくる。
「あ、山手龍一」
「神城しずるです」
「どこから来たんですか?」
今度は未来のほうから。
「東京です」
しずるちゃんが答えた。
「へえー、東京かあ。一度行ってみたいなー」

未来の家に招かれる。
家にはお母さんと見られる女の人が。
「あら、お客さん?」
「うん、山手龍一さんって言うの」
「…山手?」
…お母さんは驚いたような声を上げる。
…さて、ここから説明の時間かな。

「未来の母の岩田里美です」
「あ、どうも」
「龍一さん…あなたのお父さんは、もしかして」
「山手孝之といいます」
「やっぱり…」
里美さんは神妙な顔をしながら、すぐに微笑んだ。

「お母さん、知ってる人なの?」
未来が尋ねる。
隣の由真も不思議そうに見つめる。

「未来も、由真ちゃんも、しっかりと聞いてね」
「はあ…」
意を決した里美さんに、由真が不思議そうに見つめる。

…そして、里美さんの説明。
俺の親父と、里美さん、そして由真のお母さんの関係。
真剣に話を聞く二人を、俺としずるちゃんは隣で見守る。

里美さんの話は、俺にとっても興味深いものだった。
彼女と親父が出会ったのは、母さんが妊娠する少し前のこと。
もしかしたら、里美さんと由真の母親(真理子さんというらしい)も同時期に…
となると、由真と未来は一番年齢の近い関係になるのだ、

里美さんの話を聞き終わった二人が、俺としずるちゃんを見つめる。
「龍一さん…」
未来が言う。
「なんか、ありえなさそうな話だけど…」
「ありえないことを本当にやってしまうのが親父という人だったので、ね」
「でも、ロマンチックな人ですね」
由真がニコリと笑った。

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