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旅好き親父の遺したもの
官能リレー小説 - 近親相姦

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旅好き親父の遺したもの 19

家に着いたあと、お母さんとしずるさんを部屋に案内した。
「じゃあ、おか、夕子さんはこの部屋を使ってください。」
(なんか、恥ずかしいよな。「お母さん」って呼ぶの。それに、写真で見るよりすごく美人だし。)
「いいのよ、お母さんって呼んでも。それともママの方がいい?」
「えっ、あ、あー…」
…そう言われましてもですね…
「ずっと会っていなかったんですか?」
しずるちゃんが聞いてきた。
「…ずっとって言うか、顔も見たことがなかったからねえ」
「…ごめんね…私、あなたに会うのが怖くて逃げたの」
「母さん…」
…思わず声が出た。

「あの人は、私が死んだと思っていた…それならいっそ、もう会わないと決めて…あなたからも逃げてしまったの…」
母さんも、辛い日々を長々と過ごしていたんだな…
「ごめんなさい…」
「いえ、謝らないでください」
「えっ…」
「俺は、誰も恨んでなんかいません。それは、みんな一緒です」
「龍一くん…」

このあと、しずるさんも部屋に案内する。
「あの、私たちに遠慮しないで夕子さんにたくさん甘えてあげてください。」
「でも、人前で甘えるのは恥ずかしいな。」
「それに、私たちにも、もっと甘えてほしいです。あっ。いえ。その、やっぱり、なんでもありません。」
しずるさんは照れながらドアを閉めた。

自分の部屋に戻る。
パソコンで地図を開きながら、これからの計画を練る。
次はどこへ行こうか。誰と会おうか。
人数が増えてくると、全員一緒とは行き辛い。

さつきさんやしずるちゃんは仕事をやめてしまったわけだし、これからどうして行くかも気になる。
夕子さんとの関係は…俺も努力しないと。
「龍一さん、ご飯できましたよ」
「ありがとうございます」
さつきさんに呼ばれ、1階に下りる。

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