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旅好き親父の遺したもの
官能リレー小説 - 近親相姦

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旅好き親父の遺したもの 11

「美味しい!」
「すごく美味しいですよ、さつきさん」
「ふふ、そう言って頂ければ嬉しいです。どんどん食べてくださいね」
見た目もよし味もよし。俺も亜美も箸が進む進む。

夕食を食べながら、俺は二人に話を切り出す。
「二人に言いたいことがあって」
「うん、何?」
「亜美にはさっき見せたけど、次に会いに行く子の場所なんだ」
俺は二人に、パソコンからコピーした資料を見せる。

「へぇ、旅館ですか」
「私と同い年で女将さんなんだよねー…」
「で、二人も一緒に行くかなって。俺としては一緒がいいんだけど」

「いいですねぇ。行きたいです」
「私もっ!温泉入りたいなー」
「なら決まりだな。亜美の学校もあるし週末がいいね」
「別にサボっちゃってもいいけどねー」
「…お前、ホントはあの時サボりだったんじゃねーのか?」
「あれは違う!」
「まあまあ、亜美ちゃん、学業はおろそかにしちゃダメだよ?」
「…はい」

ということで旅行の計画がまとまった。
…ちなみに、その彼女だが、今はお母さんの再婚で『神城しずる』と名前が変わったようだ。

―週末。
予定通り、俺たちはその彼女・神城しずるのいる旅館にやってきた。
「うわー…雪だ」
「寒いなぁ…」
ここは長野県の小さな町。
あたりは一面雪に覆われた銀世界である。

「小さなお宿ですね」
「まあ、家族経営ですからね」
しかし、歴史と風情を感じる建物である。

「予約した山手です」
「はい、お待ちしておりました」
着物姿の若い女性。
…もしかして、彼女がしずるなのか?

「えーと、貴女が神城しずるさんですか?」
「えっ?あっ、はい」
「どうも、初めまして、山手龍一です」
「はい…?」
あれっ、彼女はまだ何も知らないのか…

「えっと、お母さんから何も聞いていませんか」
「えっ?あの…」
「あぁ、別にいいです、聞かなかったことにしてください」
俺はさつきさんと亜美を連れて宿泊する部屋に向かった。
…どうやら、今回は少し時間がかかるみたいだ。

宿泊部屋。
「彼女、何にも知らないっぽいね」
「だな」
「私たちが説明したほうがいいですかね?」
「いや、さつきさんと亜美は今はいいです。俺から説明するなりして、その後で」
「そっか…龍一、頑張ってね」
「おう」

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