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我が家の秘密
官能リレー小説 - 近親相姦

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我が家の秘密 5

ある土曜。それぞれが思うように休日を謳歌していた時、智紀の母優希による召集が掛けられた。
居間に来た三人は、机が置かれた畳に正座している優希を見てそれぞれが首を傾げる。
「ねぇ、どうしたの母さん? 俺達を呼ぶなんて・・・何かあった?」
彼女に習い正座する三人。二人を代表して息子である智紀が声を掛ける。
「貴方達二人に重大な事を言おうかと思ってね」
「重大な事?」
「って、な〜に優希お母さん?」
「っ?!! か、母さん・・・まさか!!?」
真剣な表情と口調で静流と凛に言う優希。一方の智紀は、自身の母が何を言おうとしているのかが分かり、顔を驚愕のモノにする。
「智紀は気づいたようね。 まぁ、「あんな事」をすれば直ぐにでも分かってしまうのは当然よね」
「“あんな事”? ねぇ、智紀? あんた、何かしたの?」
「ん? お兄ちゃん、何かやったの?」
姉と妹の視線を受け、彼は口をパクパクと開けて「あー、えぇ・・っと」、と曖昧な言葉しか出てこない。
「セックスしたのよ。 私と沙良、唯とね」
「っ!!?」
「せ、セックス・・・?」
優希の口から出た言葉に顔を赤くし驚く静流と、意味が分からないのか首を傾げる凛。そんな二人を横に、智紀は目を右往左往する。
「そう、セックス・・・性交とも言うわね。 つまり、男のモノを女のアソコに入れて気持ちよくなる奴の事よ凛。
さて、何故今貴方達にそんな事を言うのは当然理由があります。 まずは白河家について説明するわ・・・」
「「・・・」」
いきなりの事に頭が付いて来られない二人を無視して、優希は再び智紀にしたようにこの家の秘密を説明を語り始めた。


「・・・・って、事なのよ。 分かってもらえた?」
「・・・」
「うぅ・・・」
あれから数時間が経過した白河家の居間には、何ともいえない空気が立ち込めていた。しかし、それは仕方の無い事だろう。
優希の説明を聞いて、完全に顔をトマト状態でいる静流と体をモゾモゾとさせ此方も顔が赤くなっている凛。
年頃の女子高生には刺激が強すぎたようだ。
「だから、もう高校生である貴方達にはコレからセックスをしてもらいたいの。 代々白河の人間が処女や童貞を捨てたのが10代前半から遅くて後半・・・・。 それが嫌なら、誰か知らない男に処女をあげてあげる?」
最後は突き放す様な言い方で一人居間を後にした優希。三人の無言が静かな居間の中を埋めていく。
音らしい音といえば壁に掛けてある時計の音だけだった。
「・・・あ、あのさ・・・」
そんな沈黙の間を破ったのは智紀だった。緊張しているのか、その声はとても震えている。
「・・・何よ」
「ん、んと・・・何、お兄ちゃん?」
それに答えるように答える静流と凛、二人もまた声は震えていて尚且つ顔も赤い。
「さっきの事なんだけどさ・・・え、えっと、その・・・別に気にし「ああもうっ、ちょっと来なさい!」え、ちょっ、おい!」
「引っ張らないで〜〜っ!」
しどろもどろで言う智紀の態度に苛立ったのか、それとも他の理由なのか、いきなり立ち上がり凛と智紀の腕を掴んで二階に上がる静流に二人は何の抵抗も出来なかった。

――ガチャッ、バンッ、カチャッ。
「静姉、此処俺の部屋だぞ? どうしたんだよ」
「静流お姉ちゃん、ビックリとたよぉ〜っ」
無言のまま智紀の部屋に入り鍵を掛けた静流に、凛と智紀は彼女に向かってブーイング飛ばす。
飛ばされた静流は、ドアノブに手をかけたまま顔を伏せ黙っている。

「・・・?お姉ちゃん?どうしたの?」
「っ、やめろ凛!今の姉ちゃんを刺激するなっ!」
ただならぬ姉の様子に危険なものを感じ取った智紀は、あわてて近づこうとした妹を取り押さえた。
姉、静流は白河家の3人の母に並々ならぬ尊敬と憧れを抱いている。
それはもうマザコンなんて言葉では片づけられない。崇拝と言ってもいい。
仕事をバリバリこなす、キャリアウーマンの沙良。
その母性と慈愛で老若男女問わず人気のある、ご近所のアイドル唯。
満ち溢れる気品と威厳を持つ白河家のゴッドマザー、優希。
静流は3人のようになりたくて、毎日たゆまぬ努力を続けている。
彼女を怒らせたために泣かされた男たちは数知れず。
女子生徒からは『お姉様』と呼ばれ、毎日のように告白をされまくっているらしい。
そんな完璧超人のような姉が崇拝する、3人の母と関係を持ってしまったのだ。
怒るなと言うほうが無理だろう。
智紀は恐怖で今にも崩れそうな足で何とか自分を支えつつ、これからの自分の姿を想像する。

(ええっと、これまでの経験上・・・1カ月以上の入院は間違いないな。
 前にうっかり風呂場でエンカウントした時はそれだけで1週間くらい入院させられたもんなぁ・・・。
 いっそ殺してくれたほうがまだ楽になれるのに)

せめて兄として凛に被害が飛び火することだけは避けなくては。
智紀が覚悟を決めると同時に、静流は無言で彼に歩み寄り・・・いきなりその胸ぐらをつかんだ。

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