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姉、僕、妹、妹
官能リレー小説 - 近親相姦

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姉、僕、妹、妹 83

いよいよ今日は本番だ。
「沙耶、支度した?」
「大丈夫だよ〜。」
「頑張ってね。」
「私も見に行くからぁ。」
「行ってきます。」
「行ってきま〜す。」
まずは電車で学校に行き、そこで集合、点呼の後、貸し切りバスでコンサートホールに向かった。大きな楽器はバスのトランクに収納できるので比較的体力は温存できる。
「ねえお兄ちゃん?」
「………」
「ねえ、お兄ちゃんってば〜。」
「あ、ごめん。何?」
「大丈夫〜?なんか顔が怖いよ。」
「うん……高校初舞台で指揮者だからね。ちょっと集中してたし。」
「ごめ〜ん。集中が途切れちゃった〜?」
「いや、良いよ。丁度リラックスできたから。」
僕はそれまでの緊張を解き、沙耶とくだらない話しをしながら力を抜くことにした。
「大丈夫ですかァ?」
「え?」
いつの間にか中学生達がこっちにやって来ていた。話しかけてきたのはアルトサックスの……
「坂田さん……だっけ?。」
「正解ですよォ〜。」
「真奈ちゃ〜ん。お兄ちゃんは沙耶が〜リラックスさせてあげるから大丈夫だよ〜。ね〜?」
沙耶は腕をからませてきた。
「あんまりベタベタくっつくのは勘弁して欲しいんだけど……」
「沙耶、困ってるじゃん。」
ピッコロの幸田さんがとめてくれようとしたが
「良いの〜。愛ちゃんには貸してあげな〜い。」
沙耶は全く気にしていない様だ。
「は〜い注目!」
部長がマイクをとった。
「間もなく到着です。各自、楽譜を忘れないように。楽器の搬入、搬出はピッコロ、クラリネットを担当する生徒さんにやってもらいます。何か質問は?」
僕は挙手した。
「僕も……手伝った方が……」
「指揮者は精神統一するか、リラックスするとか、メンタルケアをしなさい。皆も協力してね。」
「はいっ。」
「じゃ〜沙耶がずっと近くにいてあげるね〜。」
「沙耶は楽器運びを手伝う係だろ。」
「でも〜……」
「バスの中で十分リラックスさせてもらったよ。」
「う〜…」
「不満そうな顔しない。」
「は〜い。」
ちょっと不服そうだったが、沙耶も楽器搬出に加わった。
「さてと……」
僕はフルスコアを見ながらCDを聞いた。イメージトレーニングだ。

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