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姉、僕、妹、妹
官能リレー小説 - 近親相姦

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姉、僕、妹、妹 63

「……だからね、いくら法律で間違ってるからってああいう奴を相手に戦っちゃダメなの!もしナイフでも相手が持ってたら……」
電車に乗ってからずっと朝のことをお姉ちゃんに機関銃の如くお説教された。
「…うう……ごめんなさい……」
「それだけじゃないわ。訴訟に持ち込んでどれだけのお金が要ると思ってるの?アンタは相手を黙らせて気持ちよかったかも知れないけど……」
「今は…反省…してます…」
「そもそもなんでアンタが因縁をつけられたと思ってるの?」
「……僕が…寝たから?」
「確かにそれが発端となったけどね。」
「…『けど』何?」
「アンタがそんなにひ弱そうだからよ。ああいう奴はね、自分より強そうな奴に因縁をつけないの。そうでしょ?返り討ちに遭うからよ。腕力ではまずあんたに負けないと思ったんでしょ。」
「……その通りです…」
「大体ね、あっちが逃げたから良いものの、もし殴られて怪我でもしてたら如何するつもりだったの?締め上げられて金を要求されでもしたら流石に口だけでは勝てないんじゃない?」
「……はい…」
僕は「もう許してください」と目で訴えた。
「あら、大分堪えたみたいね?」
「……はい…」
「じゃあ今日はこれで勘弁してあげるわ。」
「……ありがとうございました……」
「その返事ちょっと不自然ね。私は軍隊の上官じゃないわ。」

[上官の命令は天皇陛下のご命令と一緒である。]
[絶対服従すべし]
[抗弁するとは何事であるか]
……ある意味あてはまるような気がする。

家に帰ると茜と沙耶がプレステで対戦ゲームをしている。
「二人ともお昼はまだでしょ。ちょっと待ってね。」
「うん。」
沙耶が画面から目を離した。
ピロリロ〜ッ
「あ〜茜お姉ちゃんズル〜イ。」
「あらあら……」
そう言いながらお姉ちゃんは台所に向かっていった。
「ねぇお兄ちゃん如何したのぉ?」
茜が聞いてきた。
「え?」
「沙耶もそう思った〜。なんか元気ないよ〜。」
「ちょっとお姉ちゃんに怒られてね。」
「え〜何したの〜?」
「詳しくは話せないけど……」
僕は今朝の事を含め簡単に話した。

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