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姉、僕、妹、妹
官能リレー小説 - 近親相姦

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姉、僕、妹、妹 55

露店をぶらぶら周る中で軽食をとったので昼食は食べず午後になった。
「あっという間だね〜。」
「じゃあ僕はそろそろ吹奏楽部に行って来るね。」
「行ってらっしゃぁい。頑張ってねぇ。」
「ありがとう。」
「すぐに沙耶たちも行くから〜。」
「昨日と変わらないよ。」
「良いの〜。」
僕は沙耶の声を背中に聞きながら控え室へ走った。
ガチャ
「失礼します。」
「あ、来た来た。最後の公演頑張ろうね。」
「え?予行演習ですよね?」
「ん?」
「合同演奏会を見据えてますよね。」
「あ、そうだったわね。」
そこへ
「失礼します。開場20分前です。準備してください。」
文化祭運営担当の生徒が入ってきた。
「さ、行きましょう。」
「はいっ。」

幕が上がり部長の挨拶が終わった。
「行きます。」
僕はタクトを振り上げた。
パラパパパパ〜
(お?いつもより良いぞ。)
全体的に音質が良い。音の処理も完璧である。
タタタ〜タタ タ〜タタ、タ〜
(今日は調子良いな。)
あまりものを考えながら指揮を振るのは良くないのでその後は指揮に集中した。
そのままの調子で曲は終盤に入っていった。
ジャーンジャーンジャジャンジャーン!
ジャーンジャーンジャジャーン!
ジャーンジャージャーンジャ ジャンジャーン……
「3、4。」
ジャーン ジャーン ジャーン ジャーン
ジャジャジャジャジャン ジャン ジャァ〜ン!!
(やった!)
僕は平静を装いながらも心の中では拳を突き上げた。
手を下ろし客席に頭を下げた。3回のうち最も大きい拍手が沸き起こった。
「皆さんありがとうございました。」
部長が言い終わるとゆっくり幕が降りた。
「如何だった?」
部長が笑みを浮かべて言った。はやり演奏している方としても感触は良かったようだ。
「とても良かったと思います。」
「そう。良かった。私もそう思ったのよ。」
「そうですか。」
「みんなは?」
「良かったと思いますよ。」
「練習でもこんなに上手くいったことないわ。」
全員納得のいく演奏ができたようだ。

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