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姉、僕、妹、妹
官能リレー小説 - 近親相姦

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姉、僕、妹、妹 165

(1、2、3、4)
タタタタ タタタタ タタタタ タタタタ
(お、今日の伴奏はいつも以上に気持ちが入ってる。)
そんなことを考えながら指揮を両手にして合唱する側に合図。
「朝〜の〜ひか〜り〜 山〜に〜満ち〜 雲〜は〜明〜ぁるく〜 浮かび〜たる〜」
「そよ風〜渡り〜」
「そよ風〜渡り〜」
「そよ風〜渡り〜」
「そよ風〜渡り〜」
ここから段々小さくする。
「白い山肌 白い山肌 光りかが〜やく〜。」
そして
「枝〜か〜ら え〜だへ 鳥〜は飛び〜交い」
再び音量を大きくしていく。
「春〜よ春ぅよ 山の春〜よ」
「小川のせせら〜ぎ〜 小川のせせら〜ぎ〜」

「明け〜行く〜山〜に 木霊〜する〜。」
「鳥は〜優〜しく 呼び〜交わ〜し〜行く」
「明け〜ゆく蔵王に 雪ぃはかがーやーくー。」
一度音量を落とす。
「讃〜えよ春〜を 讃〜えよ蔵王、蔵王〜の山〜に春〜ぅは来たーリーぬ〜。」 
「あ〜蔵王〜蔵王〜の〜山〜 蔵王の山〜。」
精一杯手を伸ばし、大きく荘厳に終わらせた。
ザザァ〜ッ
大きな拍手が起きた。
(手応えあり。)
心の中で拳を突き上げつつ、客席に深く頭を下げた。
(あ!)
頭を上げた瞬間、正面後方にいる茜と目が合った。茜は沙耶と共にこっちに手を振った。

午前の部が終了した。午後は3年生の合唱と合唱部、有志の出演がある。
「お弁当は公園内、ラウンジ及び指定場所で食べ、午後の部開始10分前には席にお戻りください。」
アナウンスが流れ、昼休みとなった。
「舞お姉ちゃ〜ん、お兄ちゃ〜ん、お疲れ様〜。」
ホールの外で茜と沙耶が待っていた。
「私はまだ出てないんだけど?」
「舞お姉ちゃんはぁ、座って見てただけでぇお疲れ様ぁ。」
茜がちょっと無理な労いをかけた。
「はい。お弁当作ってきたよ〜。」
沙耶が2段重ねの大きなお弁当を掲げて見せた。
「これ…凄いね……」
「へっへ〜。茜お姉ちゃんと一緒に〜頑張って作ったんだよ〜。4人で食べよ〜。」
「そっか。ありがとう。……あれ?お姉ちゃん如何したの?」
「……ちょっと驚いたわ。ありがと。」
蓋を開けてみると、卵焼きやたこさんウィンナー、野菜サラダなど、いずれも手作り感のあるものだった。
「私でもここまではしないわ。」
「ミートボール以外はぁ手作りぃ。」
「そっか。じゃあ早速頂くね。」
「ほらぁ、舞お姉ちゃんもぉ。」

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