PiPi's World 投稿小説

姉、僕、妹、妹
官能リレー小説 - 近親相姦

の最初へ
 162
 164
の最後へ

姉、僕、妹、妹 164

ついに当日となった。
「行ってきます。」
「あ、ちょっとお姉ちゃん待ってよ。」
「しっかりしなさいよ。アンタ指揮振るんでしょ?」
「はい……」
「沙耶達も後で見に行くね〜。」
「頑張ってねぇ。」
いつもの電車に乗って途中下車、ホールに向かった。

ビィ〜ッ
「お待たせ致しました。これより合唱祭を開始いたします。合唱際運営委員長より……」
「ありがとうございました。開演です。1年生の合唱です。」
僕たちのクラスはトップバッターになってしまった。しかし、今更何を言っても始まらない。
(よし、行くぞ。)
僕は心の中で気合を入れて客席に礼。そして指揮台にあがった。
(1、2、3、4)
心の中で数えながら一小節分空振りをした。
「母な〜る〜 大地〜の〜 ふと〜ぉこ〜ろ〜に〜」
「我ら〜」
「人の子〜の〜」
「喜び〜は〜 ある〜。大地〜を〜愛せ〜よ〜 大地〜に生〜き〜る〜。」
「人の子ら〜」
「人の子ら〜」
「人の子その立つ土〜に感謝〜せよ〜。」
(良いぞ。その調子。)
僕は心の中で呟き、ピアノの方に向き直った。間奏が入る。この間、僕は右手だけで指揮を振る。
(3、4)
指揮を両手に戻した。
「平和な〜大地よ〜。静かな〜大地よ〜 大地〜を〜褒め〜よ 讃えよ〜 土を〜。」
「恩寵〜の〜 豊か〜な 豊か〜な 大〜地」
「大地をほめよ〜」
「讃えよ讃えよ土を〜。」
一旦音の大きさを落とすため左手をかざし、指揮の振りも小さくした。
「母なる〜大地を〜」
上手く通じた(練習でやったことである)。そこから段々大きくしていく。
「讃えよ〜 土を〜〜」
(2、3、4)
「母なる大地をああ〜」
「讃えよだ・い・ち・を ああ〜!」
大きく両手を突き出し、そして音を切った。
ぱちぱちぱち……
拍手が起こる。
(良かったですよ。)
クラスメイトに目で伝える。
伴奏者が入れ替わり
(準備OK)
と合図された。

SNSでこの小説を紹介

近親相姦の他のリレー小説

こちらから小説を探す