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姉、僕、妹、妹
官能リレー小説 - 近親相姦

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姉、僕、妹、妹 108

「それともう一つ良いですか?」
「まだあるの?」
「エンディングで主旋律がタララララ〜 タララララ〜 タララララ〜と上がっていくとき、フルート、ピッコロでトリルをやっている3人がもうちょっとからむと良いですね。」
「3人がねぇ。」
「…あの…それ私の…せい…ですか?」
「優輝ちゃんは今日が初めてだからね。」
「園田さんと3人でちょっと確認してやってみてくださいますか?」
「良いわ。じゃあ優輝ちゃん、3人でやってみよう。」
「では頑張ってください。」
「そろそろ休憩しましょう。」
と部長が言った。
「はいっ。」
「じゃあ今から15分間ね。」
そう部長が言い、休憩に入った。
「んん〜っ。はぁ〜。」
僕は大きく背伸びをした。
「ありがとう。何だか仲良くなったみたい。」
「そうですか。お役に立てて何よりです。」
「橋渡し以上のことをしたわ。」
「いえ、彼女達の力ですよ。」
「お兄ちゃ〜ん、何か飲み物買ってこようか〜?」
「沙耶は何か買ってくる?」
「買ってくるよ〜。」
「じゃあお願いするよ。」
「何が良い〜?」
「炭酸と熱いの以外で。」
僕は沙耶に240円渡した。
「多いよ〜。」
「一本120円だからあってるよ。」
「沙耶の分は良いよ〜。」
「足賃。」
「ありがと〜。」
沙耶は言うが早いか元気に駆け出していった。
「え〜と……」
僕は手近にあった椅子に腰掛け、フルスコアをめくった。
「さっき言ったフルートのトリルは……このメロディーに注意して……」
フルスコアに書き込みをしていると、
「はぁっ……お兄ちゃ〜ん、買って来たよ〜。」
沙耶が息を切らせながら戻ってきた。
「お帰り。ありがとう。」
僕はフルスコアを閉じた。
「お兄ちゃ〜ん、『炭酸と熱いの以外』だったよね〜?」
沙耶は手を後ろに回した状態で言った。そこに買ってきた飲み物を持っているんだろう。僕は
「うん。炭酸飲料をたくさん飲めるタイプじゃないから。」
と答えた。
「ふ〜ん。沙耶も〜あんまりそういうのってたくさんは呑まないから分かるよ〜。で〜熱いのは〜?」
「この季節に熱いコーヒーとかスープをわざわざ買わなくて良いと思うよ。」
「そ〜だね〜。熱いのは売ってなかったよ〜。」
沙耶はそう言って後ろに回していた手から僕に飲み物を渡した。

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