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姉、僕、妹、妹
官能リレー小説 - 近親相姦

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姉、僕、妹、妹 107

「『ポニョ』で主旋律を装飾するフルートがちょっとまだ曲に入れてない気がしますね。」
と言ってもこれを吹いているのは中学生の野田さんだ。
「中学校との合同練習は回数が少ないんだから仕方ないわよ。」
部長が野田さんを庇った。
「それはそうですね。それと、クラッシュシンバルなんですけど、ポニョが終わった所で『ジャァン』ってやるのはサスペンダーシンバルに変えてみてください。」
「了解。」
これまた中学生への指示だ。人数が増えると曲の厚みも増すが、それで曲を作り上げる必要がある。この辺り、当然だが楽ではない。
「チューバ、ユーフォ、トロンボーンで『カントリーロード』から再開しましょう。良いですか?」
「は〜い。」
「では1、2、3、4。」
タラタ〜 タララァタ〜
タラタ〜 ラタラ〜
「フルート!」
タ〜ラ タラ〜タ〜 タラタ〜タ〜ラ〜
「はい!エンディングへ行きます。accel.(段々速く)ですよ!」
タララララ〜
タララララ〜
タララララ〜
タ タッタッタッタッタッタッタッタ
「強く!でも乱暴にならずに!」
ダァ〜ン ダダ〜! ダァ〜ン ダダ〜!
ダァ〜ン ダダ〜! ダァ〜ン ダダ〜!
「cresc.(だんだん強く)して!」
タッタッタッタッ
タッタッタッタッタ〜
タ〜ン タタァ〜ン!!
「……はい。」
余韻を少し残して音を切った。
「はい。大変結構だと思います。部長は如何でしたか?」
「初めてにしては良いんじゃないかしら?」
「そうですね。では少し個人練習にしますか?」
「そうね。じゃあ個人練習とパート合わせをやって。」
各自の練習に入った。
「ちょっと良い?」
「はい。」
部長に話しかけられた。
「出来たら中学生が入っているパートを回って橋渡しをしてあげてくれる?」
「僕がですか?」
「お願い。」
「はい。分かりました。努力します。」
そういって僕はまずフルートとピッコロが集まっているところへ足をはこんだ。
「ちょっと宜しいですか?」
「如何したの?」
「『ポニョ』の所ちょっとやってもらえますか?」
「良いわよ。」
「じゃあ……ここのところからで良いですか?」
「了解。」
「じゃあ良いですか?1、2、3、4。」
タァンタタ〜タタタ タタタタタ〜
タァラッタ タァラッタ タァラタタタ〜(ピポポ)
「はい結構です。今の感じで。修飾するフルートが出過ぎない程度に、それでもとても大事な音ですので。」
「芽衣ちゃんがやる所ね。」
「そうですね。ではその辺重点的にお願いします。」

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