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未成年婚姻法
官能リレー小説 - 若奥さん

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未成年婚姻法 10

「恵梨香、少しでも気になる相手がいるなら告白した方が良いわよ。」
「じ、実は・・・」

恵梨香が数ヶ月前に危ないところを見知らぬ少年に助けて貰った事を話すと、
「名前を聞いとけば良かったのに。」
「道着を着ていたから、柔道か空手をしていると思うけど。」

恵梨香達が高校を出て町を歩いていると危うく誰かにぶつかりそうになるが、
「ご、ごめんなさい。」
「僕の方こそ・・・あ、あなたは。」
「恵梨香、もしかして彼が・・・」

喫茶店に入ると、
「純君っていうのね。」
すると彩美が恵梨香の耳元で、
「ほら、せっかくだから純君を誘ってみなよ。」

恵梨香は恥ずかしながらも純に、
「わ、私、純君の子供が欲しいの。」
「他に言い方があると思うけど。」
恵梨香の思わぬ告白に、
「ちょ、ちょっとどういう事です・・・」

純はふと彩美や美咲のお腹を見て、だいたいの事情を把握するが、
「もうすぐ高校生になる僕が父親になるっていうのは・・・」
「大丈夫、お腹の子の父親はあなたの先輩だから。」
「そう、あと必要なのは純君の覚悟よ。」
 純は改めて恵梨香達の制服を見た。
 「もしかして、例のモデル校の方ですか?」
 「そう。私もう18歳で…」

 純は下を向いた。そして下を向いたまま応えた。

 「あの、そんな大事なことに、僕を選んでくれて、うれしいのですが…うち、親が厳しくて…挨拶とか筋道は立てろと言うんです…まず親に会ってくれませんか?」
咲美「確かに純君だけの問題じゃないからね。ちゃんと事情を話すしかないわよ。」
彩美「じゃあ、私達は帰るから。」
恵梨香「ちょ、ちょっと・・・」

彩美と咲美とは入れ違いに夫婦と思われる背広姿の男と和服を着た女が店に入ってきて、
純「父さんに母さん。」

恵梨香が純の両親に事情を話していくと、純の父の表情が厳しいものになり、
恵梨香「あ、あの・・・」
純の父「いや、あなたを責めるつもりはございません。むしろあなたが追い込まれている事に同情を禁じ得ない。」
純の父は政治家で、
純の母「夫はあの法律の成立に最後まで反対だったんですが、まさかこういう事になるとは。」

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