未成年婚姻法 11
純の両親は恵梨香が息子と結婚するの認めてくれたばかりか、
入院している恵梨香の母の入院費用まで負担してくれて、
恵梨香「そこまでしていただいて・・・」
純の父「我々なりにできる事をしたまでよ。」
純の母「恵梨香さん、今は元気な子を産む事を考えていただければ良いのですよ。」
純の両親はしばらくすると出かけてしまい、
恵梨香「純、お風呂に入ろうか。」
純「ちょ、ちょっと・・・」
いきなり服を脱がされた純が股間を手で隠そうとするが、
恵梨香「皮が少ししか捲れてないけど、大きさは大丈夫みたいね。」
数ヶ月後、高校生になった純は妊娠した恵梨香のお腹に耳を当てて、
「聞こえないな。」
「少しずつだけどちゃんと育っているのよ。」
「僕、そろそろ行かないと。」
登校してきた純は周りを見渡してからトイレの個室に入ると、陰茎を扱き始め、
性欲を発散させるかのように射精を繰り返していくが、
個室から出ると智樹と司に出くわし、
「あ、あの・・・」
「君は、恵梨香さんの旦那の?」
「あ、はい、お久しぶりです」
恵梨香と純は結婚披露宴的なことは行っていて、智樹と司はそこに友人の夫として呼ばれていたので顔は覚えていた。
「マスかいていたのか?」
司はにやにやしながら言った。
「え、何でそんなこと言うんですか?」
「恥ずかしがることは無い。誰でも、相手が妊娠して大事な時期だったらそうなるさ…気晴らしに、放課後飯でも行くか?」
高校生男子がこういうこうを言うのか?と思うかもしれないが、父となった智樹も司も、ある程度の大人の感覚は身につけていた。
放課後、三人は制服のまま居酒屋に入った。
アルコールが提供されないだけで何らとがめられることではない。
「乾杯!」
三人はノンアルコールビールで乾杯した。
「苦いですよね」
「俺も最初は苦いと思った。今では結構うまいと思っている。純君もきっとそうなるぞ」
食事しながら飲みも進んだ。ビールからの連想による効果か、まわりの成人サラリーマン達からの影響か、三人はだんだん酔った状態に近い様子になってきた。
「純よお、最近ご無沙汰なら、フーゾク行ってみないかあ」
「フーゾクですって?高校生が行っていいのですか!」
「お前つくづく堅い家に育ったなあ。未成年婚姻法ができてから『未成年者に出会いを提供する』っていう名目で未成年が入れるフーゾクがいっぱあいできたじゃんか。俺も美咲とできないときは何度もお世話になったぜ、なあ、智樹」
「あの、司、僕は行ってないからな」
「あの、客も、働いている人も、ですか?」
「もちろん」
純は、クラスの女子が“夜のお仕事始めたよ”とか友達同士で話していたのを思い出していた。
漠然と“工場の夜勤でもやるのかな”と思ったけど、もしかしたらそういう方面かもしれないと思った。
もし、店であんなかわいい子が出てきたら…