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未成年婚姻法
官能リレー小説 - 若奥さん

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未成年婚姻法 9


彩美達は安定期に入るのを前後して休学しているのだが、
「必要な単位は取れているから、もう通わなくて良いけど・・・」
お腹が大きくなってきて、体重も増えてきている筈なので、
「家にある体重計じゃお腹で見えにくいな。

保健室の体重計で測定すれば良いと考えた彩美が智樹と一緒に学校へ行ってみると、
「美咲達も来ていたのね。」
「お互いにお腹が大きくなったわね。出産してから痩せるのに苦労しそう。」
「余計なお世話よ。」

 「どう?体調は?」
 計り終わったあと、養護教諭が声をかける。
 「はい、一時期よりはずいぶんいいです」
 彩美が答える。
 養護教諭は聴診器を取り出した。
 「お腹出してもらっていいかな」

 2人が応じると、養護教諭は順次お腹の中の音を聴いていった。
 「うん、聞こえるよ。赤ちゃんの音」
 養護教諭はそれぞれのパートナーに聴いてみるよう促した。
 「ええと、聞こえたような聞こえないような」 
 「うーん、よく分からないです」

 「まだわかりにくいかな。病院でエコー画像とか見せてもらうと実感できるよ」
 養護教諭は父になる2人に言った。
 「「はい」」
 母になる2人には、少し運動するといいとか食べ過ぎないように、とかの注意をしていった。

その後彩美と美咲は旦那たちと分かれて教室に行ってみた。
 ちょうど休み時間。赤ちゃんを見せに来ている人もいた。

 「恵梨香、久しぶり。最近どう?結婚相手見つかった?」
 「うーん、なかなかねぇ」

 彩美と美咲の友人の恵梨香は、長く“男なんて…”とか思って積極的に動かなかった。
 そのため気づいたら18歳を迎えて3か月の猶予期間に突入していた。
 

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