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未成年婚姻法
官能リレー小説 - 若奥さん

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未成年婚姻法 3

……そんなこんなで全員が一言を言い終えると、
「それでは皆さん、しっかりと子作りに励んで下さい。ああ、それからですね」
続けて私達を驚かせる言葉が飛び出ることになる。
「今から学校内でするのであれば、後始末は自分達でしっかりとして下さいね」
「ええっ?!学校内でしても良いんですか?」
「このような状況を作り出しておきながら禁止したところで、全員が我慢出来るとは思えませんからね」
「はあ」
「但し、学校の敷地内か御自宅でなさって下さい。近くの公園やお店等では絶対にしないで下さい。普通に警察に通報されてしまいますから」
「まあ、そうですね」
「では皆さん、私はこれで失礼しますね」
こうして、とりあえず見合いは終了したのたった。

 これには、カップル成立とまではいかなかった人も動き始めた。ここは体育館なのだか、何人かが体育倉庫に入り、そのうち何人かはマットをかついで出てきた。
 いそいそ着ていた人の何人かはまた脱ぎ始めた。

 最初に一言言った、生徒会長副会長カップル、宏と香織は、すっと消えていった。
 「あの二人、生徒会本部室でヤルんだな」
 何人かがそうひそひそつぶやいた。

 「ね、ねえ、どうする?」
 彩美は言った。
 智樹と司は、もう覆った手をどけて、ソレを天に向けていた。
 
やはり智樹のソレは司のモノより頭一つ分大きかった…
彩美は美咲に何やかんや言われたけど、自分の選択は間違ってはいなかったんだけど、少し得意げになる。
「いくら筋肉モリモリでも…、やっぱりソレじゃあねぇえ…」
司のモノを見ながら美咲に向かい自慢げに言う。
「ほんと、男のソコって見てみないと分からないもんなのね…」
水泳部のエースである司と地味な美術部の智樹…
誰が考えたって司の方に期待するに決まっているだろう…
だけど現実は…
美咲はちょっと彩美に負けた気がした…

「って、そんな話してる場合じゃないわね。どうする?」
「流石にこんな所でっていうのは……周りにギャラリーがいる所で初体験なんて……」
「まあ、お気持ちは分かりますけど」
「俺達、このままじゃ辛いんですが」
後輩男子2人は治らない。そして先輩女子2人もそれは理解しているし、自分達も結構高ぶっている。
「何処か良さげな所は無い?」
切羽詰まった4人で話し合う。
「とりあえずここは出て、空いてる教室を探さない?…」
周りではもう始めているカップルの喘ぎ声が聞こえてきて、四人は逃げるようにして体育館から飛び出した。
「でも…今更空いてる教室なんてありますかね?…」
前屈みの姿勢で歩く智樹が呟くように言った…
「そうだな…全校生徒が一辺にプライベートな空間を探している訳だろ、どこの教室も早い者勝ちってことだよな…」
司はソレを握り、彩美と美咲に向かい困った顔を見せる。
「だからといってトイレとかでは絶対に嫌だからね!…何たって私たちにとっては記念すべき初体験なんだから。」
彩美はそれだけは譲れなかった…
いくらこんな形で迎えることになった初体験とは言え、女の子として思い出に残るものにしたかったのだ…

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