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JK『妻』のえっちな日常
官能リレー小説 - 若奥さん

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JK『妻』のえっちな日常 47

もう、心が決まっていた。
この旅行は私が色んな関係を見直すいいきっかけになったと思う。
既に私の中では昨日の怒りなんて消え、心はすっきりとしていた。

「うん、私も崇人さんのモノになりたい・・・だからもっと綺麗に・・・もっといやらしくしてください・・・」

私の告白に崇人さんも嬉しそうに微笑み互いに唇を重ねる。
とうとう口にしてしまった言葉。
でも後悔は無い。

「嬉しいな・・・愛してるよ、凛ちゃん・・・」
「うん、私も愛してる、崇人さん・・・」

すっと愛してるなんて言葉も出てしまう。
でもこれが正直な言葉・・・

私は祐樹が大好きだ、これは変わっていない。
でも自分の中で祐樹を好きって意味は違った事に気付いた。

初めて祐樹に会った時の私たちの会話。
『あの・・・凛さんみたいなお姉さんが欲しかったんです・・・』
『あっ、奇遇ね・・・私も祐樹くんみたいな弟欲しかったのよ』
互いに会話に困って発した言葉だったけど、まさしくその通り。

私は祐樹を『弟』として好きになってたんだ・・・

祐樹を男として愛してなかった事に今更に気づいた。

祐樹のことを男として愛していなかったから、祐樹とのセックスで満足いかなかったのか…
そう考えたくない気持ちはあるが、結果としてそれが事実だったのだろう。
現に、栞やナターシャは祐樹のことを男として見ているからこそあれだけイケるのだ。

…祐樹には申し訳ない思いがある。
でも、それが現実なのだ。
そして、私が1人の男として愛しているのが、紛れもなく、この崇人さんなのだ。

とはいえ、私の祐樹に対する感情が
LOVEでは無くLIKE
だったとしても、

『じゃあ、別れましょう』

なんて簡単な話じゃない。私達は単なる恋人関係とは訳が違う。親同士が決めた許婚なのだ。しかも、私に相談無しで決まった話だ。

つまり私に拒否権など無く、解消を訴えても却下されるだろう。当事者である私と祐樹もノリノリになった事も有り、まだ高校生の私とまだ中学生の祐樹が、同棲を認められてしまう程に話は進んでいるのだ。

いくら両家で正式に決まった縁談とはいえ、もしも早々に私が妊娠してたら、
高校在学中に妊娠した私。
中学在学中に(許嫁とはいえ)女を妊娠させた祐樹。
と、かなり面倒な事になるにも拘らずにだ。

此処まで両家が盛り上がってる話を破談にするなんて困難なんてもんじゃない。少なくとも円満解決(解消)なんて不可能に近いだろう。

この先、
私と祐樹の関係。
私と崇人さんとの関係。
がどうなるかは分からない。

崇人さんとの事が両家に発覚したら下手をすれば、例のナンパ、動画騒動が両家に発覚するよりも酷い騒動になるかもしれない。
先の件は、私が迂闊、不用心だったとはいえ、私は被害者だ。
だけど崇人さんとの事は、私は当然、被害者では無い。

仮に、
そもそも私の親が相談無しに許婚を勝手に決めたのが悪い。
としても、
『お前(つまり私)も乗り気だったろうが!』
と返されるのがオチだ。

他にも、
祐樹の気持ち。
崇人さんとの関係を知った時の栞とナターシャとの関係。
など問題は山積みだ。

だが、今は何も考えずに、崇人さんとの幸せな時間を過ごそう。

私は更に崇人さんに甘えるように抱き付き、この淫靡で甘美な時間を過ごしたのだった。


そして、宿への帰り道・・・
私は崇人さんと色んな話をした。
今までの事、これからの事・・・

私を愛してくれると言った崇人さんは色々理解してくれて、今の関係を私がしたいようにしていいと言ってくれた。
結局結論は、逃げたりせず一つ一つ解決していくこと。

宿に帰り着いた私は、エレーナさんに連絡を取り家族風呂と言う所に向かった。
そこは家族やグループだけでだけで楽しむ温泉。
勿論、彼女とちょっと話しにくい事をサシで話し合う為だ。

私が温泉でゆっくり浸かり始めた頃に、エレーナさんもやってきた。
戸惑う表情のエレーナさんに私は微笑む。

「あの・・・その・・・ごめんね・・・」
「いいです、私も言いすぎました・・・それに色々ナターシャから聞きましたから・・・」

ナターシャからの弁明のメールで、彼女がエレーナさんに私が祐樹とイケない事を相談して、それでエレーナさんが何とかしようと暴走気味に行動したみたいだ。

「それに、エレーナさんには教えて欲しい事があるんです」
「ん?、何かしら・・・」

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