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JK『妻』のえっちな日常
官能リレー小説 - 若奥さん

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JK『妻』のえっちな日常 43


翌朝、私は朝食を済ませた後、足早に旅館を出て崇人さんと合流した。

昨夜、1人になりたいから別行動したいと言ったら認められた。

エレーナさんとナターシャは何も言える筈は無い。
栞は自分が持ちかけた旅行であることから、ある意味原因を作ったと言えなくは無いので。
祐樹は流石に渋ったが、私が襲われてる時に呑気に他の女と楽しんでいた上に、その後も1人だけ事態に気付かなかったので強くは出れず、渋々認めた。

エレーナさんは兎も角、他の3人には大して気にしていないので、
『正妻の目を気にせず旅行ができるでしょ』
『私は、いつでも堂々と祐樹とイチャイチャ出来るからね』
等と言っておいた。

普通なら、大して行く様な所も無い見知らぬ土地で1人なのに早々に出掛ける事は不自然だが、今回はエレーナさんと一緒にいたくないからと勝手に解釈してくれるだろう。

「それにしても何でこんな所に来てたんですか?」
交通事情の不便さから4人だけでの旅行を諦める様な所に偶然でやって来たとは思えない。

「勿論、凛ちゃんと旅行したかったからさ」
「でも、事前に相談も無しにですか?」
嬉しさ半分、呆れ半分で尋ねる。普通なら、精々ちょっと話す時間が作れるかどうかだろう。
『旅行する』と言える程の時間は厳しいだろうに。崇人さんらしからぬ無計画な話だ。

「その時はその時さ。そもそもギリギリまで、お休みに出来るかが微妙だったんだよ」
「そうですか」
まあ、細かい事はいい。今は気分をスッキリさせたい。余計な事は考えず崇人さんと楽しもう。

普段は家の中、ただ獣のように身体を重ねることだけに集中してきた…されてきた?ので、崇人さんとこうして2人でデートのようなことができるのは新鮮だ。

「崇人さんは、旅行とかには行かれるんですか?」
「昔はよく行ったね。今は仕事もあるから難しいけど」
そういえば、あれだけ濃密な時間を過ごしていながら私は崇人さんのプライベートをよく知らない。

私のプライベートな愚痴を聞いて貰っているのに、崇人さんの事は何も聞けていなかった。

「旅行・・・崇人さんの事だから素敵な女性と行ったんですよねぇ・・・」

私が物憂げに言うと崇人さんは苦笑する。

「ごめんね、今さらだけど凛ちゃんが初めてって訳じゃないからね」
「あれで初めてだったらおかしいですよー」

そりゃあそうだ。
崇人さんぐらい素敵だったらかなりの女性と付き合っていて当たり前。
今、他に彼女がいたとしてもおかしくないと思うぐらいだ。

「もうそろそろ話そうと思ってたんだけど・・・僕は依然結婚してた事があったんだよ・・・」

彼女ぐらいいて当然だと思ってたけど、結婚経験があったとは思わなかった。
そう言いつつ、私だって人の事は言えないけど。
以前って事は離婚したんだろうか・・・

「ごめんさい・・・言いにくい事言わせちゃって・・・」
「いや、いいんだ・・・離婚したのは性の不一致だったのさ・・・」

それから少し崇人さんは語ってくれた。
愛し合って結婚したのだが、妻となった人は崇人さんの巨根を受け付けるのは苦痛だったらしい。

毎回痛がっていて、それでも愛し合いたくて色々努力したけど無理。
結局セックスレスとなり、すれ違い愛が冷め・・・
離婚と言う事になったらしい。

「だから凛ちゃんに謝らなければいけない事があるんだ・・・」
「えっ?・・・私、謝って貰う事なんて・・・」

その話と繋がらずに戸惑っていると、崇人さんは私をギュッと抱きしめて言った。

「僕が前の妻以来、本気で恋をしたのは凛ちゃんだったんだ・・・だからモノにしたくて、僕好みに開発しちゃったんだ・・・すまない・・・」
「崇人さん・・・」

ふと私の脳裏に浮かんだモノは・・・
『凛ちゃんは逆に奥の方でしか感じれないんでしょ?・・・祐樹くんと上手くいってないのはそのせいね』
『これだけ感じるって事は開発されてたのかしら?・・・それとも、生まれながらの好き者なのかしら?』
昨日のエレーナさんの言葉だった。

つまり、エレーナさんは何かに気付いたのかもしれない。

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