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JK『妻』のえっちな日常
官能リレー小説 - 若奥さん

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JK『妻』のえっちな日常 38

謹慎が解け、久々に堂々と3人でどこかに遊びにいける、そう考えていた矢先のこと。

「ねぇ、この前ね…」
学校帰りにカフェでお茶していると、栞が話を切り出した。

「お母さんが商店街の福引で、温泉旅行券を引き当ててきたの」
「へぇ、すごいじゃない」
他人事のように返した私だが
「で、これ、私たちで使っていいって…祐樹くんも誘わない?」
「…私たちだけでじゃ、ダメでしょ…」
ナターシャが冷静に突っ込む。

魅力的な話では有るけど………そもそも何人で何泊なんだろうか?

それに祐樹も連れて行くとなると間違い無く観光や温泉だけでは終わらない筈。となるとヘタに他の人も参加されると色々とマズイ事になる。

「ねえ、栞。何人で何泊出来るの?」
続けてナターシャにも尋ねる。

「それからナターシャ。仮に行くとして祐樹も連れて行くなら、当然、祐樹といちゃつくんでしょ?そういうつもりなら、逆に私達だけでしか行けないんじゃないの?それとも旅先で祐樹とするのを我慢出来るの?」
「ええっと…2泊3日、5人まで。でもここ、近くに電車やバスもなさそうだし、車で行くしかないかな…」
「それじゃ完全に詰んだじゃない…」
ナターシャが頭を抱える。
それは祐樹のこともあるのだろうか。

どちらにしても、運転手兼保護者代わりの人がもう一人必要なのか。
栞とナターシャには大学生のお姉さんがいるけど…どちらかに頼むか…

…崇人さん?いやあの人は…

いや、幾ら何でも駄目よね。あの人の事は存在自体が秘密だし。連れて行こうものなら2泊3日で崇人さんが私に手を出さないなんて考えられない。私も我慢や拒否は無理だろう。となると誰かには絶対に気付かれる。万が一、気付かれなくても疑われるだろう。

それに単純に祐樹が嫉妬するだろう。いや祐樹が嫉妬するだけならまだ良い。もし栞やナターシャが崇人さんに靡く様な事になればそれこそ洒落にならない。

栞やナターシャに、あのガッチリしたイケメンを引き合わせたらどうなるかは分からない。祐樹とは真逆と言ってもいい体格だから靡くかは分からないけど、靡いて関係を持つ様になったら、高確率で崇人さんにハマるだろう。

何しろ祐樹を愛しているのに肉体関係がイマイチの私ですらハマってるのだ。あの2人なら、まず虜になると考えた方が良いだろう。

もし2人が崇人さんに乗り換える様な事になれば、当然祐樹は、私も崇人さんと関係を持っているのではないかと疑うだろう。

例え2人が靡かなくても、私が崇人さんと関係を持っている事を勘付かれたら、
『祐樹というものが有りながら!』と栞やナターシャとの関係の破綻すら有り得る。

どう考えても危険過ぎる!流石にそこまでの危険を犯す価値が有るとは思えない。と言うか自殺行為とすら言えるだろう。

「凛!、ちょっと凛!」
考え事をしていた私は栞の呼び掛けに気付くのに遅れた。

「な、何?」
「何、じゃないわよ。どうしたのいきなり黙り込んで?」
「べ、別に」

「ねえ結局どうするの?」
ナターシャが私達に問い掛ける。

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