JK『妻』のえっちな日常 30
「お姉ちゃん、僕が隅々まで洗ってあげるよ」
祐樹が背中に抱き着く。そしてそのまま私の体を洗う………というか弄りだした。
「ああんっ、手つきがいやらしいよ〜」
「僕は、お姉ちゃんを洗ってるだけだよ」
祐樹は一応は私の体を洗っている。尤も、洗うというよりも、私の体にお触りとかイタズラしていると言った方が正しそうだけど。
「祐樹〜ちゃんと洗ってよ〜」
「洗ってるよ。お姉ちゃんはジッとしてて」
とりあえず祐樹の言う通りジッとする事にした。
「祐樹・・・」
「なに?、お姉ちゃん」
私は祐樹に身を任せ、くすぐったさに耐えながら祐樹に問う。
「ナターシャと栞の事好きでしょ?」
「んっ!、なっ?!・・・おっ、お姉ちゃんの方が好きだよっ!!」
私の言葉に慌てる祐樹。
でも私は問い返す。
「取り繕わなくていいわ・・・ナターシャと栞は、もう祐樹の言うがままだものね・・・」
あの2人は祐樹にイカされまくって虜になってるのは傍から見ても分かる。
祐樹を見る目は恋する瞳と言うか女の目だし、喜んで身体を開いている。
その上、祐樹の我儘にも、物凄く甘い。
それに対して私は、祐樹の思い通りにならない女だ。
祐樹の事を思うからこそ甘くばかりしないし、全て言う事を聞く訳でも無い。
その上、セックスではイケない訳だし・・・
気持ちがナターシャと栞に向かっても不思議じゃない。
「ごめんねお姉ちゃん・・・僕、ナターシャさんと栞さん好きだよ・・・セックスだって最高だし2人とも優しいし・・・」
そりゃあそうだろう。
若干ショックだけど、正直に言われた方がいい。
「でもお姉ちゃんが大好き・・・いつかお姉ちゃんと上手く愛し合えて、いい夫婦生活を送りたい・・・」
「そう思ってくれてるだけでいいよ・・・」
好きだから苦しくなるなんて、本当に好きな人ができるまで思いもしなかった・・・
祐樹もそんな気持ちなのだろうか・・・
祐樹がそんな事を言いながら手を身体に滑らせていく。
胸の下のあばらあたり・・・
崇人さんに痩せすぎと言われてから体重を増やすようにはした。
そのせいで浮き上がってたあばらは若干目立たなくなっていた。
それでもまだ体重増加した方がいいらしい。
祐樹はそのあばらの辺りからすくい上げるように胸に手を持っていく。
「お姉ちゃんのおっぱいが一番ぷるぷるだよ」
張りと弾力はナターシャや栞より私が一番らしい。
確かに触り合って確かめた事あるけど、ナターシャの胸はしっとり低反発系、栞のはもちもち柔らか系で私の弾力系とは違う感じ。
崇人さんによると、まだ脂肪も少なめの私の胸はベース部分の成長と脂肪を乗せる事でまだまだサイズアップ可能だとの事。
「あんっ、んんっ、ねえ祐樹」
「何?」
「あの2人とさせたのは私だし、2人は大事な友達だし、祐樹には負い目も有るから、今更2人との事は文句は言わないけど約束しなさい」
「約束?」
祐樹は手を止めて聞く。
「2人との関係を続けるなら、きっちり平等に愛してあげなさい。差別しちゃ駄目」
「………」
「それとこれ以上増やすのは駄目よ。これ以上増えたら収拾がつかなくなるから」
「………」
「それから言っておくけど、もし2人に、他に好きな人が出来たら、黙って身を引きなさい。本人達が望むなら兎も角、駄々こねて無理矢理縛り付けるのは駄目よ」
「………」
「最後に1つ。正妻は私だということを忘れない事。いいわね?」
「……分かったよ、お姉ちゃん」
私なりの、そして祐樹へのケジメ、それと覚悟。
栞とナターシャとの友情は壊したくないし、祐樹を男として成長させたいという思いもある。
すべてを考えた上での、苦渋の決断とも言える。
祐樹は再び、私の胸を掴んだ。
「栞さんも、ナターシャさんも好き。でも、一番大好きなのはお姉ちゃん…いや、凛さん…だよ」