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JK『妻』のえっちな日常
官能リレー小説 - 若奥さん

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JK『妻』のえっちな日常 18

下着を買った翌日、学校。

教室のドアを開けて、自分の席に着く。
ただそれだけのことだけど、最近、クラスの男子が私をチラチラ見てくることが多くなった。

「おはよう、凛」
先に来ていた栞とナターシャが私のところにやってくる。
「おはよ、栞、ナターシャ…」
こうして会話してる間も男子の視線が気になる。

その様子が2人にもわかったのか、ニヤリと笑われ
「最近、凛が綺麗になったってもっぱらの噂だよ」
「確かに、言われてみればね。もしかして、何かやってるとか?」
「そ、それはないよ…」

周りの男子はともかく、仲のいいこの2人は結構鋭いから、気づかれてるとは思っていたが…
適当にあしらってごまかす。

そんなことがあったこの日…先生のところへ行きたい私、祐樹としたい栞とナターシャ…早く帰ろうと思ったのはもちろんだが、放課後、生徒指導の男の先生に呼び出されたのだ。
…私たち3人揃ってである。

「それにしても何の用だろう?」
「早く帰りたいわ」
「まあ、特に問題になる様な事はしてないから、大丈夫でしょ」
「栞、ナターシャ。貴女達、何かやらかしたんじゃ無いの?」
「何かって?」
「世界的名画を盗んだとか、毒ガスで1000人以上殺したとか」
「あのねえー」
「出来るわけがないよ」
「どっかの王族を暗殺したとか、詐欺で1000億円以上、荒稼ぎしたとか」
「私達を何だと思ってるの?」
「不可能だよ」
「じゃあ、裕樹のパンツ盗んだとか?」
「一気にショボくなったわね」
「まあ、それなら不可能じゃ無いけど……」

私の冗談に2人は呆れ返っている。そんな、おバカな話をしつつ私達は生活指導の先生の元にたどり着いた。

生徒指導の先生は40代そこそこの男の先生。私たちと同年代の娘さんがいると聞いたことがある。

「3人とも来たか」
「あの…私たちなぜ…呼び出されるようなことはしてはいないと思うのですが」
代表でナターシャが説明しようとする。

先生はひとつため息をついた後、椅子に座ったまま腕組みして言う。
「俺もお前らが100%悪いとは思ってはいない…んだがな」
「?」
この言葉には首を捻ってしまう。

「ちょっとこれを見てみろ」
先生はそう言い、目の前のノートパソコンを私たちのほうに向けた。

そこにあった動画ファイルを再生する。

「…嘘でしょ」
栞が呟く。
その動画に、私もナターシャも凍りついた。

…そこには、ナンパお兄さんとの一件が丸々、包み隠すことなく映し出されていたのだ。

「あ、あの、これっ、これはっ」
全身が震え、口も上手く動かせない。

「やっぱりお前達か………」
先生が深い溜息をつく。

「まあ、何だ。お前達も楽しそうには見えんし、今の様子からも、この動画の存在は知らなかったんだろう?」
「は、はい」
「相手の連中の様子から見て、ナンパか何かでついて行ってしまって、こうなったと?」
「……はい」

「その、何だ。どうやら双方合意の上でといった感じでは無く、かなり強引に関係を持たされた様ではあるが……」
「「「………」」」
「だからと言って『私達は被害者です』で済む話でも無いんだ。特に女の側からしたら、こんな物の存在を周りの人間に知られたらどうなるか」
「「「………」」」

「既にコイツは動画サイトからは削除されてるから、他の関係者に見つかっていない事を祈るのみだな」
「あの、この事を知ってるのは?」
「他の人間には話していない。が、見つけた関係者がいないとは言い切れん。まあ、他にも気付いた奴がいたとしたら既に噂になっている可能性が高いから大丈夫だろう」

そして、生活指導の先生はこう言った。

「明日から3人共無期限の自宅待機だ・・・本来なら退学ものだが、学校としても騒ぎは困る・・・まぁ、そう言う事だ」

先生にそう言われてホッとする私達だが、先生の次の言葉に全員が声を失った。

「こいつらは淫行や恐喝で逮捕された・・・だから捜査がお前たちまで及べば庇い立てできない・・・そこは覚悟して大人しく自宅にいるようにな・・・」

警察沙汰になれば、学校にいられないどころの話でない。
いや、そうならなくてもこの映像を脅しに使ってくる人が出てくるかもしれない。

私たちはその事実に身震いした・・・

こんな事、親はおろか祐樹にも相談できない・・・

1人で抱え込み怯えて暮らすしかない。
私達3人は暗く沈みながら家に帰ったのだった。

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