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JK『妻』のえっちな日常
官能リレー小説 - 若奥さん

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JK『妻』のえっちな日常 12



そして、数日後・・・
今度は私が栞に愚痴を聞いてもらう羽目になった。

あの日から毎日ナターシャと祐樹のコンビはイキまくり、私はイケずで悶々。
祐樹とナターシャを引き離せば解決・・・
と言う訳にもいかず、『彼氏できるまでお願い!』の言葉になし崩しになってしまっている。

「そっか・・・私も凛と同じだわ・・・」
「えっ?!、上手くいってないの!」

相談したものの栞も溜息。
彼女の彼氏は大人だから、そんな不満な事無いと思ってたのに・・・

「優しいのがいいとこだと思ってたけど・・・普段もセックスも優柔不断・・・おまけに誰にでもいい顔しようとするし・・・もう駄目かも・・・」

ああ、栞もあれ以来色々と考える事あったんだ・・・
ちょっと愚痴った事を後悔した。

「ごめんね、愚痴なんて聞かせて・・・」
「別にいいけど・・・なんでナターシャと祐樹くんが上手くいって凛がいかないんだろうね?・・・そっちの方が心配だわ」

自分も大変だろうに気を使ってくれる栞。
私も彼女に気遣いしてあげないとね。

「一回、凛の家行っていい?・・・確認してみたいわ」
「うん、なんか巻き込んじゃってごめんね」

そんな話をしながら、私は栞も家に招いた。


その栞が我が家に来て目を丸くして驚く。
先に帰っていた祐樹とナターシャ。
ナターシャの膝の上で甘える祐樹とデレデレのナターシャ。
しっかり者の彼女のそんな姿、栞にも想像できなかったようだ。
まぁ、これを見せたくてあえて帰るのを遅らせたのだけどね。

「おかえり・・・あら?、栞も一緒だったの」

ナターシャは祐樹を抱きしめながらにっこり。
呆れかけの栞の様子に気づかないぐらいデレデレ。

「おかえり!、あっ、栞さんだー!!」

祐樹は大喜び。
その視線は胸元・・・
栞は私やナターシャに比べれば随分小柄な152cmと祐樹よりやや大きいぐらい。
でもカップサイズでは一番大きなFカップ。
祐樹が喜ぶのは栞とも長い付き合いで姉みたいな感じだし、何よりおっぱい・・・
こればっかりは腹立たしい。

「ナターシャがデレデレすぎよね・・・」
「うん・・・ここまで相性ばっちりとは思わなかったわ・・・」
私は自惚れていたのだろうか。
きっかけは許婚、そして一目惚れ。
祐樹のことが誰よりも、この世で一番好きなのは私のはず…そう思っていた。

がっくり項垂れる私の背中を栞がさする。
込み上げてくるものを押さえられない。
「凛…」
「お姉ちゃん…」
祐樹もナターシャも心配そうに私を見つめる。

そして私はこみ上げてくるのを抑えながら顔を上げ、栞にはっきりとした口調で言う。

「栞の祐樹とエッチして・・・それで栞がイケるんだったら私自身に何かの問題があるかもしれないし・・・」
「えええっ?!」

私の言葉に驚く栞。
そりゃあそうだ・・・

でも私は確かめたかった。
あの事件の前も、思い出せば祐樹とのエッチ、さほどイケてなかった気がする。
そしてあの事件で、私は初めてマジイキしたけど、ナターシャを見ている限り、私自身に何か引っかかりがあって祐樹とイケてない気がする。
それを確かめる為にも栞がエッチしてくれればいい訳だし・・・
ズルい話、ナターシャへの牽制もある。

兎に角、一歩前に進むためにもそうして貰うしかない。

言われた栞は困惑気味。
だけど満更でもないみたい。

ナターシャも困惑だけど、立場上嫌と言えない。

そして祐樹は目を輝かしてる・・・

そんな所が可愛くも腹立たしい。

「凛がいいって言うなら…」
「うん、お願い」
こうなった以上、後悔はしない。心にそう決めた。

「祐樹くん…」
「栞さん」
まだどこか戸惑いを見せる栞。一方の祐樹は今か今かと待ちわびたような顔。

2人の距離が縮まり、唇が重なる。
祐樹の手はすぐに栞の胸へと伸びた。

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