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ヤンデレ妻日記
官能リレー小説 - 若奥さん

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ヤンデレ妻日記 37

人妻が「香水の匂いがする」と俺の服を嗅いで言った。俺は言うべきか迷ったが、エレベーターで抱きつかれてキスされたことを話した。
「ええっ、キスされちゃったの?」
「すけべ」
下着姿で正座している俺の前に来ると人妻がしゃがんでキスしてきた。そして、下着の上から俺のチンポを撫でまわす。
「おしおきするからね」
俺はホテルのサービス用のアイマスクで目隠しされて、タオルで手首を縛られた。ベットで仰向けで寝そべってパンツを脱がされた。
「舐めたりさわったりしちゃだめだよ」
俺は人妻に囁かれて、耳を舐められた。
そのまま首すじを舐められた。
「乳首も舐めてほしい?」
俺がうなずく。
声もできるだけ我慢といわれている。
「んー、感じてると息が乱れるし、鼓動もこんなにトクットクッって鳴ってるからわかるよぉ」
「シンイチロウの乳首がかたくなってる」
人妻は今、どんな顔で俺の乳首を舐めしゃぶってるんだろう。
「ん、あんっ、ぁああっ、今日からは私だけしかキスしちゃ、やだからね!」
人妻が俺のチンポを騎乗位で入れて腰をくねらせているのが、目隠しをしていてもわかる。
「おい、ゴムつけてないんじゃ……」
「いいの、このまま中に出してっ、んっ、あっ、しんいちろーさん、んあっ、あぁっ」
「シンイチロウのが中で、あぁっ、ふあぁぁぁっ、出てる、たくさん出てるっ!」
俺が射精すると人妻が声を上げた。
「まだ中がぬるぬるしてるよぉ……」
俺は目隠しとしばっていたタオルを外されて、仰向けに寝そべって人妻に腕まくらをしている。
「あのさ、旦那ちゃんがぶつのを止めてくれたの、少しかっこよかったよ」
俺は人妻のしっとりとした柔肌の感触やぬくもりを感じながら、目を閉じて話を聞いていた。
「眠くなったら寝てもいいからね。あのね、しんいちろーさんの寝顔、とってもかわいいんだよ」
「そうそう、仔犬みたいな顔してる」
俺は人妻のほうが寝顔はかわいいと思う。
「私はいつもかわいいよぉ」
「シンイチロウが怒らせなきゃだけど」
人妻がくすくすと笑った。
俺は緊張がほぐれて眠気を感じた。
「舞ちゃん、舞、おやすみ……」
「おやすみなさい」
こうして旦那と初対面は終わった。

三月十二日
ホテルから出て、人妻と映画館に来てみた。
俺は映画をポップコーンを食べてコーラを飲みながら観賞していたのだか、映画館から出たときには、しっかり感動していた。
「私より一日だけ長生きして」
人妻が映画のヒロインの台詞を俺の手を握って歩きながら言った、
未亡人のヒロインに主人公がプロポーズすると、未亡人のヒロインは「ごめんなさい」と言ったあとで「……私、残酷かもしれないけど……もう、残されてさみしいのは嫌なんです」と言うのだった。主人公の青年は「はい」と返事をすると夜桜が春風に花びらを散らして、花びらが抱き合うふたりの肩に落ちる。
恋愛映画なんて、と思っていた俺が主人公に感情移入してしまった。
アクション超大作の映画をボーイッシュな舞が恋愛映画が始まるまで「このあともう一本みるぞ」と言っていたが、映画が終わってからずっと、俺の手を握りっぱなしである。
「いい映画だったね」
舞ちゃんはにこっと笑った。
「夜桜を二人で見たくなる映画だったな」

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