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ヤンデレ妻日記
官能リレー小説 - 若奥さん

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ヤンデレ妻日記 41

蘭州拉麺(らんしゅうらあめん)とは、牛肉のスープに、手打ちで伸ばして茹でた麺を入れた料理である。麺はかん水を使用したコシのある麺を使用し、コシのない柔らかい麺を使用することが多い中国の他の麺とは一線を画している。
麺の太さは素麺ほどの細いものから幅5センチメートル以上の平打ち太麺までさまざまである。
牛肉麺(ニュウロウミェン)とも言うらしい。
「ここのラーメンおいしいよ」
夕方、人妻が俺を連れてきたのはラーメン屋ではなく本格的な中華料理店だった。
イメージしていたラーメンとはちがうけれど、その味は絶品だった。
俺はチャーシューメン大盛を食べるつもりでラーメンと言ったつもりだったので、驚いた。
「ソーキソバに似てるかな」
俺は沖縄料理にソバがあるのを聞かせた。 
人妻は「えっ、本当に似てるの。んー、沖縄に食べに行ってみる?」と言い出す。
「ソーキソバを食べるためだけに沖縄旅行?」
「海もきれいみたいだし……」
そう言ったあと人妻は顔を赤らめた。
「旅行か。海もいいが、温泉もいいな」
さらに料理が運ばれてきて、旅行の話はそこまでにして中華料理を二人で食べた。
桂花陳酒という酒を人妻は飲んだ。
店から出て、ほろ酔いの人妻と手をつなぎ桜がもうすぐ満開になる夜の公園を歩いた。
「風が気持ちいいね。桜もきれい」
早咲きの桜が咲いている。
満開になれば花見の宴会でこの公園も騒がしくなるだろうが、まだ早咲きの桜しかない。 
春の夜の公園は静かだった。
ベンチに腰を下ろして見上げている人妻の笑顔を見つめて、俺はキスをした。
「帰ろうか」
「うん」
黙って人妻の手をひいて歩いた。
帰るとシャワーを浴びて、テレビを見ながら人妻がうとうとしていたので、寝室のベットに寝かせた。桂花陳酒は白ワインに茉莉花の香りがついた酒で、思ったより強かったようだ。
俺も隣に寝そべって、人妻に抱き枕のように抱きつかれて寝た。人妻の穏やかな寝息を聞いているうちに俺も眠くなった。


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