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ヤンデレ妻日記
官能リレー小説 - 若奥さん

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ヤンデレ妻日記 27

「このまま家に帰って寝るか?」
「昨日行ったお店に行きたいの」
「まだコンドームあるぞ」
「ちょっと橘みさきさんに会いたいの」
「それを話し合ってたのかな?」
「聞いてたの?」
「何か話してるなぁとは思ったけど、何を話してたかはわからなかった」
「起こしちゃったのね、ごめんなさい」
「俺はそのまま、また寝ちゃったけどな」
俺と人妻はアダルトショップに行った。
「いらっしゃいませ」
橘さんがにっこりと笑った。
「絶倫……ですね。栄養ドリンク差し上げますね」
「どうも」
俺と人妻は、橘さんに栄養ドリンクを紙コップに入れてもらって飲んだ。
「すごく参考になります。自分で試すには種類が多いですからね。気に入ったものはありましたか?」
「あったよ」
人妻が照れながらうつむいて、こくこくと栄養ドリンクを飲んでいたが、おもむろに言った。
ボーイッシュな人妻のほうだな、これは。
「まだ残りがある。全部試してみてから、買いにくるよ。さすがに全部は使いきれなかった」
俺の顔を見て、人妻が笑った。
「一晩で使うのは無理ですよ。でも、すごいと思いますけどね。お二人とも、がんばったんですね」
「こいつがすけべなだけ」
「途中でつけかえたりしたんですか?」
「ああ、そうか。そうすればよかったのか!」
「ってことは……」
橘さんが俺を驚きつつ目を輝かせて見つめた。
「私、相談したいことがあって来たんです」
これはかわいい人妻のほうだな。
「橘さんなら、わかるかもと思って」
「何でしょう?」
ちらっと人妻が俺の顔を見る。緊張しているのか、笑顔がない。
「あ、俺は席を外したほうがいいかな?」
「そうだね。お前がすけべすぎるって相談じゃないから安心しろ」
俺は話が終わったら電話すると言われて、お金と携帯電話をあずかった。
「マンガ喫茶にでも行ってるよ」
俺はアダルトショップを出ると、ビルのかげでタバコを喫った。
うつらうつらだったが、どうやら男の娘の旦那について橘さんに相談しようと人妻が話していたのを俺は聞いていたのだ。
俺ではわからないが、たしかに男の娘の橘さんならわかることもあるかもしれない。
俺はマンガ喫茶に行って、マンガを読みながらうたた寝して、携帯電話の着信音で目がさめた。
「もどってこーい!」
電話に出ると一言だけで通話が終わった。
二時間ちょっと経過していた。
「目隠しプレイをされたことがあるんですね」
「橘さんに何を相談したの?」
「あと羞恥プレイもした」
「えっ、まあ、その……」
「すけべだから、ほっとくと野外露出とか拘束プレイとかもしそう」
「そうなんですか?」
橘さんが俺の顔をにっこりと笑って見た。
それは、同じ趣味の仲間を見る目じゃないか。

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