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ヤンデレ妻日記
官能リレー小説 - 若奥さん

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ヤンデレ妻日記 3

女はTシャツ一枚のまま階段をおりていく。
俺は女が通報しないか気になってしかたない。
「おいしい?」
「うまい」
「本当に?」
「しつこいな。すげぇ、うまい」
ベーコン入りチャーハンを女はすばやく炊飯器に残っていたご飯で作ってくれた。
「ねぇ、おかゆとかのほうがいいんじゃない?」
「俺、おかゆ嫌い」
「子供みたいなこと言うんだね」
三日ぶりのタバコをふかしていると、クラクラする。俺はお尻丸出しで料理している女をぼおっと見ていた。
「ごちそうさま」
「ちゃんとごちそうさまって言った!」
「あたりまえだろう」
「そっか、あたりまえかぁ……」
女がそう言うと涙ぐむ。
「どうした?」
「うれしかったんだもん。うちの旦那、いただきますとか、ごちそうさまも言わないから」
食器を洗って片づけている。食べ終わったらすぐに食器を洗うタイプらしい。
俺は女が本当に通報しないか心配で、女が何をしてるかじっと見ている。
「珈琲でいい?」
「あ、悪いな。ありがとう」
「砂糖はいる?」
「砂糖とミルクたっぷりで」
「本当に犯罪者っぽくないなぁ。ありがとうとか言ったりするの恥ずかしくない?」
「別に恥ずかしくないな。気を使ってもらったら言うだろう?」
「そっか」
マグカップに入った珈琲を熱いのでちびちび飲んでいると、向かいに座った女が両手を頬に当ててひじをついて見つめている。
「なんか俺の顔についてるか?」
「へへっ、なんかかわいいって思って」
「かわいいって言われてもな」
「シャワー浴びたいんだけど……」
「そうか」
「もしかして私がお風呂から出てきたら、もういなくなってたりするわけ?」
「それは名案だな」
逃げるタイミングを考えていたところだった。
「行くところなければ、泊まっていきなよ」
「なんだって?」
「うちの旦那、今朝から海外出張で二週間いないんだ。だから、家に私だけなの。今日みたいに誰か入ってきたら、誰かいないと怖いじゃない」
「ちゃんと戸締まりしておけば?」
「そういうこと言うなら、通報して似顔絵とかテレビの推理ドラマみたいに作ってもらうから」
「うーん……」
「エッチしたくせに私といるのは嫌なの?」
「そういうことじゃないんだけどな」
ロリ顔の巨乳でエロい。
声はアニメ声で、料理上手。
もろ好みだから、困ってしまう。
「逃げたら通報するからね。あ……」
女の顔が急に耳まで真っ赤になる。
肌が色白で化粧も薄めだからよくわかる。
「あの……」
「なんだよ」
「一緒にシャワー浴びようよ」
たしかに俺もシャワーを浴びたい。
金を使いたくなくて神社のお堂やら、空き家とかで寝ている。三日に一度ぐらいボロいさびれたラブホに泊まっていて、そのとき洗濯も全部すましている。
シャワーを浴びている間に、俺が逃げないように一緒に入ればいいと女は考えたらしい。
「痒いところないですか、お客様」
全裸になるように言われ、着てた服やバックの中の衣類を女は全部入れてしまった。
「さすがに裸で外に逃げられないでしょ、服、少し臭いから洗ってあげる」
「臭いか……」
少しへこんだ。ホームレスまで落ちぶれると自分が臭いなんてわからなくなる。
俺は風呂イスに座って、バスタオル一枚巻いた女に髪をわしゃわしゃと洗われている。
なんかソープとか風俗っぽいと思ってしまった。

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