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ヤンデレ妻日記
官能リレー小説 - 若奥さん

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ヤンデレ妻日記 12

「なあ、釘読めるのか?」
「釘がいい台が連チャンするわけじゃないけど。一万円でたくさん抽選するほうがお得な感じがする」
「ジャグラーでブドウ落ちがいいと得した気もするけどその小役が当たってるとき、当たりは引けてない。パチンコも回るほうが、戻り玉あるからお得だけど一回ごとに抽選だろう」
「そうだよ」
「ジャグラーでメダル五十三枚入れて、やたら途中でリプレイやブドウで1枚とか残しのクレジットになるまでに、やたら回数がつくときとしょぽいときがある。パチンコ千円でひどい釘の台は回らないまま、千円で抽選する回数はいい釘調整の台ぐらいまで増えたりする?」
「ジャグラーを五十枚のメダルで、二十五回スタートする時と、戻しも含めて四十回以上スタートする時あるよね。確変とか時短があるわけないのが残念」
「パチンコは当たりの出玉、釘で逃がされてムダにすることがあるけど、ジャグラーにはない」
「あとはやめ時だけだよね。ビック終わって即止めしてる台ってあまり見かけない。打たなければ当たらないけど、メダルは減らない。パチンコは時短でも当たったら消化しないともったいないから、台から離れられない」
「もしかして時短とかSTがスルーしたら即止めして、出玉は確保できるけど、投資額がどれだけかかってるかで、継続か止めか決める人?」
「他に遊べそうな台があれば即止め。あと時間かな。閉店時間。ギリギリで当たって、パチンコの確変止めはなんか嫌」
「一台でいくらまでって決めてる?」
「初当たりは二万以内で当たってほしいけど。甘デジとかで一日これでもかってぐらい当ててみたいな。百回以上とか」
「いちおう勝ちですごい当たり回数とか、その島で一台だけあったら、おっ、てなるな」
「ジャグラーと一緒で甘デジで粘るとはまって回収されておしまいってよくあるけどね」
「確率が1/99でも、ハマルときは深いからな」
「なんで当たらないのかわからないときある」
「そんなときどうする?」
「打ち続けるよ」
「俺は缶コーヒ買いに行ったり、トイレ行ったりする。で、流れが変わってくれと祈る」
「すごいね、祈って当たれば」
「祈ってだめなら、そういう日だとあきらめる」
「打ち初めから祈ればいいのに」
「俺、そういえば、はまった時しか祈らないな」
「パチンコの神様、この台壊れてるからなんとかしてください、とか」
「引き弱な俺に力を分けてくれ、って」
「元気玉ぐらい作れそう」
「おらに現金を分けてくれ、だな」
「ははっ、パチンコではまってるから募金しても、集まらないから」
「あれだ、必殺技はとっておきで最後に使うからカッコイイ。最初から祈ったらどうしようもない」
「猪木だっけ。やる前から負けること考えるやつがいるかよ、って」
「元気かあれば、何でもできる。この台打てばどうなるものか、打てばわかるさ、バカヤロー」
「で、ハマリの時は元気玉なんだ」
人妻は笑いながら両手を上げて、気を集めるポーズをした。俺はボーイッシュな人妻がこんなにはしゃぐタイプとは思ってなかった。
「なんかおもしろい人。負けるたびに強くなった?」
「ならないだな、これが」
「そうだよね、悟空ぐらい強かったら、ジャグラーの高設定台をチョロ打ちして止めちゃったりしないかも。なんか体つきは悟空というかケンシロウだし」
「俺、ケンシロウよりトキかレイがいいな」
「胸に負けた七つの傷を持つ男」
「ひでぇ」
人妻が誰に似てるか思い出した。
「いっぺん、死んでみる?」
貧乳ではないがロリ顔の人妻は、地獄少女のものまねでセリフを言った。
「似すぎでこわいぞ」
「閻魔あいならいいや。貞子とか言ったら怒るけど」
「もう俺、寝る時間だぞ。真夜中だし」
「もう少し話そう。先に寝たら、覚悟はいい?」
「だから地獄少女の声マネで言うとこわいって」
結局、人妻とたわいのない雑談を朝四時までベットで続けていた。
「ふわぁ、おやすみ」
「ああ、おやすみ」
起きたのは午前九時をすぎていた。
「おねぼうさん、おはよう」
ボーイッシュではない、かわいいほうの人妻だ。
「映画みながら寝ちゃった」
「デートで疲れたんだろ」
「だから、おねぼうさんなんだね」
ボーイッシュの人妻になっていたのはおぼえていないらしい。
「今日は何か予定あるのか?」
「銀行に行って、帰りにお買い物ぐらいだよぉ」
「そっか」
「どこか行きたいところあるの?」
「インターネットカフェでマンガ読みたい」

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