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グラビアアイドルは若奥様
官能リレー小説 - 若奥さん

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グラビアアイドルは若奥様 24

「どうしようかな…」
私は頭を悩ませる…
「ここまで来たら後はどうにでもなれ、じゃない?」
恵美が発した言葉に、思わず驚いた。
昔からさばさばした姉御肌っぽい性格で、私もよく助けられた。
でも、あんなことがあった後だから、もう2人も精神的に参ってると思ったけど…

「私も…頑張るよ」
おとなしい性格の理沙も、私に対してそう言う。

「だったら、肉食の攻めるキャラで行きましょ。一人を三人で襲うの。痴女とか女教師、時代遅れだけど…スケバンもいいんじゃない?」
「それ、いい!売れる作品になればいいって、あいつらも言ってたし」
「さっきはやられっぱなしだったから、お芝居でもいいから…上になれればいいわね」
「でも、最後はあずみが頼りよね。カメラ目線とか悩殺できるポーズ、知らないし」
なんとか提案に乗ってくれたのは嬉しい。でも、結局私に丸投げなのが気がかりだ。

「まあ、その辺は何とかするよ…」
ぶっちゃけ自信はないけど、ここは私が一肌脱ぐしかない。
なるようになる…たぶん。

「で、どんな風にする?」
「プールがあるって言ったじゃん。水泳部ってシチュで競泳水着着るのってどう?」
「新入部員の男の子を攻め立てるって感じだね」
「恵美が顧問の先生役だね…一番大人っぽいから」
「スーツの下に水着着ようかな、なんかエロい感じ」

水着と言ってもビキニにならなくていいのはグラビアの象徴を汚さずに済むと思わず胸をなで下ろす。プールと言っても、AV業界で有名な最上階の天窓付きの小さなプールではないだろう。私はAVではまったくの無名で、そう演じきらねばならない。その為にも恵美の頑張りに期待したい。もちろん、理沙も励ましつつリアルで男性を魅了する演技をさせなければならない。

「おい、いつまでおしゃべりしてる!企画は出来上がったのか?芸能界の裏側のドキュメント風でもいいぞ」
「三人寄れば文殊の知恵です。女を見くびらないで」

「そ、そうか」
「まあ期待してるよ」
こちらから見ればいつもの強気な恵美に戻ったのであるが、向こうの男たちから見るとあまりにも意外だったのか一瞬たじろいでいた。
それを見て、ちょっと面白くも、誇らしくもあった。

先程示し合わせたとおり3人で競泳水着を身に着け、恵美がスーツを、私と理沙はジャージを上から着込む。
将来教員になりたいと言っていた恵美らしく、その姿は様になっている。

衣装に着替えたところで、私たちは撮影待ちの彼らのところに向かう。

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