PiPi's World 投稿小説

グラビアアイドルは若奥様
官能リレー小説 - 若奥さん

の最初へ
 21
 23
の最後へ

グラビアアイドルは若奥様 23

いったいどうしたらいいのか、頭を悩ませているとグループの中の一人の男が声をかけてくる。

「いつまでもここにいるのも不味いだろ」
「そうだな…撮影機材もいるし、俺らのスタジオに行くか」
「3人も、服だけ着て外に止めてある車に乗るんだ」
「身体はこれで適当に拭いて…スタジオにはシャワーあるから」

そう促され、渡されたウェットティッシュで身体を拭きまだ気だるさの残る身体で散らかった下着と服を身につけると、彼らが用意したワンボックスカーに乗り込む。

自分よりも恵美と理紗が心配だ。彼女たちは芸能界の理不尽を経験していないし、演技どころか遊びのセックスもさほどやっていないだろう。
なんとかやる気を出させて、終わってからも秘密を墓場まで持って行ってもらわないと困る。
もし、二人と軋轢が生じてスキャンダルとしてマスコミに公表されれば身の破滅だ。
まず離婚に始まり、最悪AV女優が本業になりかねない。
やっと大きな胸のコンプレックスを解消して仕事にまで結びつけ、その縁で結婚まで出来たのに、呑気な学生の二人と一緒にされるのは悔しい。

車内は異様なほど静かだった。
男たちは複数の車に乗り合わせ、同じ目的地に向かっていた。
私たちが乗った車には運転手の男以外、私たちを除けば誰一人としていなかった。
加えて運転手の男は無口。

隣に座る理紗が、私の膝に手を置く。
その手は冷たく震えていた。
これから起こることへの恐怖に怯え、後悔しているのか…それは私も同じだし、恵美も含め2人を巻き込んでのは私のせいに他ならないのだ。
私はその手を握り返した。
目的地に着くまでずっと。

やがて車は目的地に到着し、私たちも降りるよう促される。

「プールもあるし、ベッドルームも広い。機材も揃ってるしどんなジャンルでも撮れる。後はあずみちゃんの判断に任せるよ」
「別の部屋にコスチュームもあらかたそろえてあるしね」
彼らは本気だ。やる気満々だ。

「じゃあ向こうの部屋で待ってるから」
彼らがドアを閉め、衣裳部屋と称する場所に私たち3人は残される。

「恵美、理紗、ごめん…2人を巻き込んで」
「ううん、あずみは悪くないよ…」

AVにも擬似本番というのがあると聞くけど、この場合はまず挿入は確実だろう。
浮浪者のように不潔な男や控えめの大きさのペニスでも真性包茎は耐えられない。でも、この手のプレイの中で本当に恐るべきは道具と言われている。
快感を追求して選ばれた形状で、その上萎えることもなく大きさと堅さを維持できて、感情など持たず電池が持つ限り振動や刺激を続けることができる悪魔の機械だ。
三人で同性愛まがいな行為を強要される可能性もある。もしかしたら見た目は女性でも下半身にはしっかりと生えているシーメールと絡まされる場合もあるかもしれない。
手や口だけで一度発射させるだけでいいヘルス譲とは比べ物にならない負担だ。
ここはなんとか2人を納得させつつ、彼らが満足する作品にしなければならない。

SNSでこの小説を紹介

若奥さんの他のリレー小説

こちらから小説を探す