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人妻の味
官能リレー小説 - 若奥さん

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人妻の味 13


尿道炎のウミを一気に出したのだから、痛いのは覚悟していたが、俺は痛み以外の不思議な感覚に包まれていた

おかしな話だが、俺は今になってやっと「俺」を思い出したのだ

・・・俺の名前は西佐●木拓哉54歳で、化粧品販売のセールスマンで訪問販売をしながら、もう一つの才能で若奥様に催眠術を掛けSoxの虜にする洗脳活動をしているのである

・・・いや違う
間違えたゴメン

俺の名前は、温水 洋一郎

バイトをしながら俳優の養成所に通う、俳優のタマゴだ
タマゴと言っても今年29歳、ベテランの俳優のタマゴだが

些細なことでバイト先の店長と口論になり、クビになった腹いせに店長をぶん殴って
やろうとしたらねずみ男レベルの激しい往復ビンタを喰らって敗退

やけになった俺は、帰り道に見かけた出店にフラフラと立ち寄り

・・・例の怪しい腕時計を超特価1万9千800円税別で購入、それを装着
装着してから数日、どういうわけか俺は夢中になって人妻を求め続けていた
狂ったように、我を忘れてというか完全に俺という個人を忘れて

考えてみると、俺は女好きだが別に人妻だけが大好きだってわけじゃない

そこまで変態じゃない

相手によるが、他人の嫁さんなんてなんだか使用済みのオナホールみたいに思えることがあるし、コスプレ系のAVはたまに借りて見るが、人妻モノは滅多に見ないしどっちかというと単体女優系の方が・・・

「何で俺、いままで・・・!?」

さまざまな自分自身の記憶が一気に甦ってくる不思議な感覚に、おれはチンコむき出しで茫然自失してしまう

「抗生物質と一緒に投薬した解毒剤が、ヤツラの洗脳を解除したようです」
ティッシュで顔をぬぐいながら、木村カエラ顔のロボット(?)が答えた
「手前ぇはヨォ、早い話がHHH(トリプルエイチ)という組織に利用されていたんだよ・・・人妻を狩り出すハンターとしてな」
口に入った汚液を吐き捨てながら、ブロンド美女のアキラが俺のズボンを元にもどし、チンコをしまってから、
「・・・ああ、あたしゃこういうモンだよ」
豊かな胸にあるポケットから名刺を一枚抜き取って俺に差し出した
「W…H、O?・・・世界保健ナンとかのヒトなのか?」
「バカ野郎だね手前ぇ、よく見やがれ・・・ホレ、Wの文字が2重になってんだろ?」
「は、はあ」
俺は胸ぐらをつかまれて、名刺を覗き込まされる
・・・名刺を見る振りをしてアキラの少しソバカスの浮いた乳の谷間をこっそり凝視してやったが
「あたしゃW・W・H・O、国連の世界人妻保健機関のエージェントだよ」

???
そんな機関があったのか!?

「アキラさま、肝心な説明が抜けております」
一時的に抜いた空気を再び補給し膨らみながら、バルーンロボットのハルナが突っ込む
「・・・我々は、200年後の未来からやって来たのですよ、ヌクミズさま」

はあ???
み、未来からだと???

「そもそも例の腕時計にしろ、わたしというロボットにしろ、ヌクミズさまの時代にはオーバーテクノロジーでしょう?」

ま、まあ確かに

「未来はずいぶん便利になりましたが、世界規模で実は困った問題が生じているのです」

俺はすっかり元通りのデブになったハルナの話に耳を傾ける・・・振りをした
「この時代のセックスレスと少子化が行き着いた結果、未来では[人妻]が絶滅危惧種に指定されてしまったのです・・・

結婚するべきという概念もすたれ、人妻そのものの存在は、この時代で言うところのオワコンと化し、富裕層のみが人妻を独占する格差社会が生まれました
そこで、人妻保護法が国連で可決される訳です
・・・人妻自由化の動きや反発もあり、一時は各国でデモや紛争が勃発しました
反捕妻団体シー・ダックスフントによる妨害行為も記憶に新しいところですが

・・・が、人妻を複数の男性でシェアする国際法が成立して、どうにかそれも沈静化したかに見えました

・・・ですが、絶対数が不足していることには変わりがなく、闇ルートで人妻を密輸する組織[HHH]の暗躍を許してしまったのです

ヤツラは我々が思いもしない方法で人妻を調達し始めました

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