PiPi's World 投稿小説

娼館
官能リレー小説 - 若奥さん

の最初へ
 3
 5
の最後へ

娼館 5

そして、目を柔んわりと細めると、ワゴンに置かれたマッサージ用ジェルを手にまぶし、それを朱のブーメランパンツに塗りたくった。

「やめてくださいよぉ〜。僕のパンツは白ですから、そんなことされたら見え見えになっちゃいますってぇ〜」
朱はウブな少年のごとく、恥じらいだ声を上げる。
朱里にはそれが意外だった。
こんな商売をしている以上、自分の股間を見られるなど日常茶飯事のはず、それなのに朱君は顔まで赤らめている。

「ふふ。朱君はホントいつも可愛いはねぇ〜♪君といるとS心をそそられちゃうはぁ〜♪」
女は厭らしく笑いながら、朱のモッコリと浮き立つ形にそって、ブーメランパンツを揉みしだいた。
それでも朱は、朱里のマッサージを続けていた。
まるで今まで丹精籠めて造った芸術品を中途半端な状態で終わらせてはいけないとプロ意識を朱里は、感じた。
「そろそろこっちの方もマッサージをして欲しいな」と女は、朱のブーメランパンツを揉みながら自分が最も異性の目を引く体勢で言った。
「は、はい。仰せの通りに・・」
朱は上ずった声で右手を朱里に残したまま、左手を女に伸ばし、内腿を撫で上げ始めた。
「うぅ〜流石に上手いはぁ〜♪ビリビリしちゃう〜!」

確かに女が朱の股間を揉み上げるにしたがい、彼の指先が痙攣を初め、その僅かに震えるバイブレーションにより、何とも言えぬ快感をもたらしていた。

「朱君は、こんな素敵な身体をしているにも関わらず、虐めると虐める程、悦ぶのよ。」
女は朱里に向かい軽くウィンクして見せた。

虐める...?
朱里は改めて朱の身体を見つめた。
熱い胸板、割れた腹筋・・・水泳で銀メダルを取ったアスリートにどこか似ているその容姿からか、確かに彼には母性本能がくすぐられ、女が言っていることも分からないでもなかった。

それでも立派に成人し、こんなにも爽やかな青年が、虐められて悦ぶなどということは、朱里には信じられなかった。
朱里の信じられないという顔を見た女性は、朱のブーメランパンツに前立腺マッサージをしてきた。

「ふふっ・・・朱君は決してオカマちゃんじゃないの、でもここを弄られる好きなのよ♪」

ブーメランパンツをペロンと向かれた小振りな尻は、そこだけが日に焼けては無く、まるで白桃のように見える。

(ごくっ・・)
朱里は生唾を飲み込む・・・
朱里とて、男の後孔内に存在する前立腺が、どんな男でも悦ぶ、感度の高い性感帯であることは知っていた。
前立腺マッサージと称して、そこを攻めることを売りにしている風俗店があることも、大人の常識として知ってはいた。

しかし、いくら相手の男がいいからといって、人の後孔内に指を入れることなど、今までの朱里にはとても考えられないことだった。

SNSでこの小説を紹介

若奥さんの他のリレー小説

こちらから小説を探す