娼館 31
大志はぐったりと仰向けになって、寝息を立てていた。
17才の少年とは思えない、目の下に黒くできたクマが大志の疲労を物語っている。
「凄い量で出たはよね。」
マリアは股を広げ、膣内の精液を拭っていた。
「ホント、もうヌルヌルよ〜。それにしてもこれって、何時終わるのよ?」
朱里は今だ勃ち上がった大志の肉峰を2、3回扱く。
真っ赤になった亀頭先端からピュ!と吹き出す精液を、朱里は嬉しそうに顔面で受け止めた。
朱里は、マリアの顔に残っていった大志の精液を舐めた。
ドアの方からノックをする音が聞こえるとマリアは、それに答えた。
入ってきた人物は、雲井リカであった。
「お二人とも、満足頂けましたか。それでは、今後の予定を少し話しておこうと思います。」
雲井リカは部屋中に立ち篭める大志の咽せ返る程の精液臭にも嫌な顏もせず、
床に堪りを作るそれに構うこと無く歩み寄ると、朱里とマリアに向かい微笑んだ。
「1ヶ月後に品評会が行われるのですが、マリアさんと朱里がエントリーされております。
ですので、健康診断を後日受けて頂いて宜しいですか。」
二人は顔を見合わせると顔を上下に揺らした。
ジェスチャーでOKと伝えた。
「それから大志君は、こっちの方で回収しておくわね。」
リカが指を鳴らすと黒服の大男が大志君を肩で担ぐとすぐさま部屋からいなくなった。