娼館 24
朱里はその指に舌を絡めた。
そして指先から徐々にそれを飲み込んで行く・・・
ジュルルル・・・
涎を飲み込むその音さえも、卑猥そのものだった。
朱里は上目使いで大志を見る。
そして、チェック柄を伸ばしたその膨らみに視線を落としながら、マリアの指にムシャブリついた。
それはまるで、大志のソレを愛撫しているかのようだった・・
「さあ大志君。こっちに来て私の指に絡みついた朱里の唾液を舐め取ってくれるかしら。」
大志は、ふらふらとしながらもしっかりとした足取りでマリアの元に移動した。
ベッドの脇に座るマリアはその手をダランと下に垂らした。
それ故に、大志は身を屈めるしかなかった。
床に膝を着け、犬のように四つん這いの状態でマリアの指に舌を這わしはじめた。
朱里はそんな大志の後方から指先を伸ばした。
重量感のある双玉を柔んわりと揉みほぐすと、次ぎには生地の薄いボクサー越しに、ビクビクとヒクつき始めている根元の部分を指先で摘んで、その硬さを確かめた。
徐々に固くなってくる大志の物を手触りで感じ取った朱里は、マリアと眼を合わせた。
マリアは、四つん這いになっている大志を押し倒した。
俯せ状態のその身体を返すと、大志は慌てて股間を両手で隠した。
散々見せつけておきながら、何を今さら・・・
朱里は薄く笑うと、その手を力ずくで左右に開く。
予想通りに大志のソコは、先走り液でボクサーパンツをグッチョリと濡らし、肉色までもが透けて見えていた。