PiPi's World 投稿小説

娼館
官能リレー小説 - 若奥さん

の最初へ
 19
 21
の最後へ

娼館 21

少年は、チラチラと朱里の方に視線を向けてまたすぐに視線をはずすという行為だけをしていった。
そこにヴィクトリア・マリアが控室に入ってきた。


「あれ?どうかしたの?」
朱里は意外な訪問者に声を上擦らせた。

「リョウさん落とせなかったぁ〜・・
やっぱセレブマダムには叶わないと落胆してたら、リカさんから控え室に行くようにと勧められたのよ。
で、17才のバージンボーイってこの子な訳?」

マリアは頭の天辺から脚の付根までを値踏みするような、厭らしい視線を走らせた。

「ふ〜ん。なる程ね。確かに、チェリーボーイね。ねえ貴方お名前は、なんていうの。ここでは、偽名やニックネームでもいいわよ。」
そう言ってマリアは、少年を試すような眼で、聞いていった。

「たいし・・中山大志・・です。17にもなって、恥ずかしいです・・」
大志と名乗った少年は、緊張の為に流れ出る汗を素手で拭った。

「大丈夫よ。最近はその年令も上がっているらしいは。風俗でロストするよりずっといいと思うよ。」
朱里は大志を慰めるようにそう言うと、火照った熱い身体から学生服の上着を脱がしてあげた。

大志の体は、スポーツをやっていると解る鍛えられた上半身をしていった。
朱里とマリアは、ちょっとした興奮を覚えた。

SNSでこの小説を紹介

若奥さんの他のリレー小説

こちらから小説を探す