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娼館
官能リレー小説 - 若奥さん

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娼館 15

殊更大きなモッコリを晒しながら挨拶をしてきたのは、あの翔だった。
日サロで焼いているのだろう、サラブレットを思わせるその褐色の裸は美しかった。
それでも競泳用パンツ部分の肌だけが白く残り、それはビキニパンツの下に、透明のパンツを履いているかのように見える。

「翔くん、なんかその日焼け後エロいはよ」
マリアが笑いながら言う。

「ですよね?全裸で焼けばよかったんですが、これもいいかと・・」
「確かに・・」

マリアと翔は余程親しいとみえて、朱理の横で肩を寄せて笑った。

「さてここでの長話は、他のお客様に失礼になりますからオークション会場に向かいましょう。」
翔は、先導を切ってマリアと朱里をオークション会場へと導いた。


「うわぁ〜」
朱里は思わず声を上げた。

絢爛豪華なシャンデリアの下、マリアのドレスも地味に思える程に着飾った女達がシャンペングラスを傾けている。
その廻りにいるのは、ビキニパンツ1枚だけのボーイたちだ。
中には双丘に紐を食い込ませたTバックパンツのボーイも多く、後ろ姿だけ見ると全裸といってもよかった。

そこに翔が、シャンパングラスを2つ持ってきてマリアと朱里に手渡した。
「まだオークションが始まるまで時間があるからこれを飲んで緊張をほぐしといた方がいいよ。」
そう言って翔は、シャンパングラスを渡すと次に待っているお客様の元に急いだ。


「ねえ、マリアって翔ってボーイと親しいの?」
朱理はグラスを傾けながら囁くように言った。

「ええ、ここでの始めての人が彼だったのよ。」
マリアは翔の姿を目で追っていた。

「翔君ってカッコいいものね。アソコも綺麗だし・・」
「朱理は彼とヤッたの?」
「ううん・・他のおばさまとヤッているのを見ただけよ・・」
「翔くんは人気者だからね、なかなか時間が空かないのよ・・」

確かに翔の周りには多くの女たちが集り、ベタベタとあの褐色の肌を触っていた。

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